箱―Getting Out Of The Box
2006年03月20日
人と関わって仕事をするのであれば、一度は読んでおきたい良書です。
自分の上司が、自分の部下が、そして同僚が「なんで分かってくれないんだ?」と一度でも思った事があれば、読んでおくべきだと、読んでいる最中から思います。
人間どうしても、自分の思うとおりにならないと、人を落としてみてしまいますが、それの原因は自分の中にある、という事を認識します。
これが分かってからが仕事の第一歩なのかもしれませんね。
具体的な内容は、自分が周りに「箱」を作ってしまうことにより、自分しか見えず、周りが見えなくなり、自己欺瞞(Self-Deception)に陥ることでどのような弊害が起きるのか、ある大企業の上位のマネジメントが、部下に諭す、という形のケース・スタディ形式の物語により、解き明かすものです。
自分自身もついちょっと前、そして今もついついそう思って人接してしまっている事があり、読んでいて、頭をガーンと殴られたような感覚があります。
是非読んでみてください。