立川談志が弟子に教えた、醜い嫉妬の解消法
2008年10月17日
今日ふと見つけた『ある編集者の気になるノート』というブログで見かけた言葉。
立川談春さんが出されている『赤めだか』という本に書かれているそうですが、かの立川談志が「嫉妬」という物に対して説いた言葉なんですが、もの凄い響きました。
*あとから入門した弟弟子の志らくを、師匠の談志が何かにつけてほめ、著者(談春)が腐っていたときの話
翌日、談春(ボク)は談志(イエモト)と書斎で二人きりになった。突然談志(イエモト)が、
「お前に嫉妬とは何かを教えてやる」
と云った。
「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。
一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。
本来ならば相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。
しかし人間はなかなかそれができない。
嫉妬している方が楽だからな。
芸人なんぞそういう輩(やから)の固まりみたいなもんだ。
だがそんなことで状況は何も変わらない。
よく覚えとけ。
現実は正解なんだ。
時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。現実は事実だ。
そして現状を理解、分析してみろ。
そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。
現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う」
まさにその通りで、ぐうの音も出ません(笑)
でも、なかなか渦中にいるとソレが見えなくなってしまうものなんですよね。
自分自身もそういう事がたびたびあります。
そう言う時こそ、こういう事を「ぱっ」と見られる場所に書いておきたいモノです。
ってことで、使っているノートなら、少なくとも会社にいるときは殆ど手元に置いているので、表紙裏に書いてみようかと思っています!