宮崎で「Webプロデューサー育成講座」を8月28日〜29日実施させていただきました。

宮崎県ソフトウェアセンターの研修告知サイト

宮崎県ソフトウェアセンターの研修告知サイト

2014年8月28日〜29日の日程で、「宮崎県ソフトウェアセンター」主宰による「Webプロデューサー養成講座」で講師をさせていただきました。

かれこれ5年目となる宮崎での「Webプロデューサー養成講座」

宮崎県での「Webプロデューサー養成講座」ですが、かれこれ5年目となります。
一年に複数会行ったこともあるので、この5年間で6回目となります。
それ以外にSEOに関するセミナーも同じく「宮崎県ソフトウェアセンター」主宰で講師を努めさせていただいたこともあります。

初年度はセミナーが10日日程あり、そのうち5コマを受け持たせて頂いていて、合計3回往復をしていたので、訪宮回数としては既に10回とかになります。

5年間でこの「Webプロデューサー養成講座」を受けていただいた方は恐らく60人以上はいる計算だと思います。

「宮崎県ソフトウェアセンター」では様々な県内企業向けのセミナーを開催されている中で、今年も同じ人間に同じ題目のセミナーでお声がけをいただいた、というのは本当にありがたいものです。

これまで3日間だったのが今年は2日間と、少し日程が厳しかった宮崎セミナー

今回宮崎県側の諸事情で、過去3日間だったのが、今年は2日間日程でした。
過去の名村の宮崎でのこのセミナー、概ねこんなタイムスケジュールでした。

  • 初日:基本座学
  • 2日目:午前中は座学、午後14時ぐいらから座学で伝えたことを元としたワークショップの開始。その後は各グループでのワーク。
  • 3日目:14時ぐらいmでグループワークの続き。14時から各グループでの発表。16時ぐらいから総評。

それが2日日程だったので「グループワーク」部分がごっそり出来なくなるんです。
ただ、このグループワークを名村のセミナーでは物凄い大事にしていて、それが出来ない&やらない、ならやっている意味なくて「いっそ本を読んでおいてもらってもいいんじゃね?」と思えるぐらいなんです。

あっ、もちろんそれは極論で、セミナーでは受講いただく方々の頭の上に浮かんでいる「?」に応じて事例とかティップスとかを出し分けているので、全く意味がないってことはないのですが。

ということで、今回初日が終わっても「明日のカリキュラムはどうするか・・・」ってずっと考えていて、二日目の朝にやっぱりワークショップを行うってことになりました。

大変だったと思う受講生の方々

グループワークの最中

グループワークの最中

今回の受講生の方々は、時間が圧倒的に短かったので、本当に大変だったと思います。
なんせワークショップが4時間足らずの間に、

  • 名村がある企業のWebマスターになり、名村へのヒアリング会の実施
  • その後グループワークで「企画書」「見積もり書」「マイルストーンレベルのスケジュール表」の作成
  • ある企業のWebマスターである名村、およびその上長へのプレゼンテーション。
  • そのプレゼンテーション時には、「司会」ではなくて、全員が何かしらのプレゼンターになって人前で話をしなければならない。

を実施していただいた訳です。
一応3日日程の時であってもルールとしているのは「プレゼンテーションのドキュメントの見た目のクオリティにはこだわらない」としているのですが、今回は本当にそんな時間は一切なかったと思います。

もちろん4時間足らずでできる人もいると思うです。
ただ、このセミナーを受講いただく方は、「Webプロデューサー、Webディレクターとしての経験はあまり多くなく、『これから』Webプロデューサー、Webディレクターになる」という方がほとんどです。

しかも基本的にグループワーク時には、そのグループには「同じ会社の人は極力入れない」という風に分けています。

下手したら今日初めて会った人と企画を練って打合せを煮詰めていかなないといけないわけです。
大分大変だったんじゃないかな?と思います。

でもね、時間はいつも常に足りないもの。

どんな人でも少なからず企画とかの準備をしていると「あ、あと10分・・・」「あと1日あれば・・・」と思った事があるはずです。

多くの場合、時間は自分の理想に対しては「足りなくて」、その足りない中で「どうやっていくか?」を考えられるようにならないとダメだとも思っています。

不自由さの中から自由さを選ぶ

これは僕が俳優時代に師匠から教わった言葉です。

俳優は「脚本の台詞」というものを基本的には厳守しなければなりません。俳優の方から「脚本の台詞を変える」というにはあってはならないことです。

俳優が自分が思った「生の感情のまま言葉にだす」事をしていては、作品としては成立しないからです。

ただ、その台詞を「俳優がどのように解釈するのか?」は俳優に委ねられている部分でもあります。
ですから、同じ台本であっても演者が変われば作品が変わる訳です。

この「台詞という不自由さ」の中から「その台詞の可能性を自由に考えだす」ことが俳優に求められていることでもあります。

仕事のおいての「不自由さ」と「自由さ」

この考え方ってのは、僕は今の仕事をするようになっても同じなんだなーと思っています。
というのは、多くの場合仕事であれば「リソース」「予算」「スケジュール」という取り決めがあります。

Webプロデューサー、Webディレクターはこの制約の中で、「いかにして可能な限りいいものを作るのか?」を考えていかないといけません。

であれば、企画を練り上げる時間が「1日間」であって「4時間」であってもある意味同じでで、「出来ない理由」を考える暇があれば「どうすればできるか?」を考えた方が、その分だけでも時間が有効なんじゃないかと思っているんです。
だって、やらないといけないんだもん。

実は裏課題なのは「思考の瞬発力」と「ファシリテーション力」

この「Webプロデューサー(Webディレクター)養成講座」でのワークショップを実施しているのは、

「座学でお伝えしたことが『分かっている』と『使える』がいかに違うか?」
「仕事がとれる『企画』と『プレゼンテーション』って、『サイトの企画がいい』だけではダメである」

ことを理解してもらうことにあります。

ただ、それとは別にある「裏課題」的なものが名村の中には実はあります。
それが「思考の瞬発力」と「ファシリテーション力」です。

ファシリテーション力の方は2010年にさせていただきました「帰ってきたWeb研」で「今後のWebディレクターに求められる、ディレクション・シンキングメソッド」でもお伝えさせていただきました。
複数人がいる場をいかにまとめ上げ、自分の意見を言いつつも、他者のよりベターな案を吸い上げ、一つの企画に「決められた時間内で」まとめあげていくか?という能力です。

「思考の瞬発力」は、同じことを1日かかって考え至るのか、1分で考え至るのか、の違いです。
仮に同じ情報を持っていたとして、それらをいかに早く組み合わせ、応えに至ることができるのか?その正確性と早さの掛け算が僕はWebディレクターには求められると思っています。

ですので、本来一週間、ヘタしたら一ヶ月ぐらい猶予があるであろう実践形式のワークショップを丸1日とか、今回で言えば4時間とかで皆さんにやっていただきました。

これからもお声がかかる限りはやっていきます。

ということで、宮崎だけではなく、鳥取や都内でも開催している「Webプロデューサー、Webディレクター養成講座」ですが、お声をかけていただける限りはやっていこうかと思っています。
そして少しでも「Webを作る現場」が「より良いものを作るための注力」できる環境へ貢献できればいいなーと思っています。
ご興味がある方はサービシンクのお問い合わせフォームからご連絡ください。
著者写真
この記事を書いた人
名村晋治 / 株式会社サービシンク

都内のWeb制作会社のWebディレクター兼代表取締役。 1994年にインターネットに出会い、1996年、学生4名でのWeb制作事業をはじめ、Web黎明期から多くの大手企業のサイト制作・開発に携わる。 2000年から2005年までは不動産検索サイト「LIFULL HOME"S」を運営する株式会社LIFULL、2005年から2009年までは都内のWeb制作会社の取締役として参画し、2010年に株式会社サービシンクを立ち上げ、代表を務める。 現在もWebディレクターとして現場でのPMを行う。 経験案件規模は直請けで10万円〜3億円。 過去900人以上が受講している「Webディレクター育成講座」は2000年より開催し今年で25年目。 2020年よりWebクリエイターへの情報提供のためのPodcast「Webディレクションやってますラジオ」を毎週金曜23時に配信中。 不動産テック協会 理事 2023年慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)取得

@yakumo

関連記事

この記事のハッシュタグ #ワークショップ#マインドセット#プロジェクトマネジメント#講師 から関連する記事を表示しています。

関連記事

同じカテゴリー「セミナー」の新着記事を表示しています。

BacklogとAI、どこから手をつけるか ─ JBUG Creative #4 に登壇しました

2026年08月27日

BacklogとAI、どこから手をつけるか ─ JBUG Creative #4 に登壇しました

2026年8月21日「AI活用ファイトクラブ in 沖縄」で登壇しました。

2026年08月24日

2026年8月21日「AI活用ファイトクラブ in 沖縄」で登壇しました。

「JBUG東京#26 Web制作会社向け Backlog活用ナレッジ共有会〜Wiki・ドキュメント編〜」に登壇しました。

2025年03月08日

「JBUG東京#26 Web制作会社向け Backlog活用ナレッジ共有会〜Wiki・ドキュメント編〜」に登壇しました。

Backlog World2024に出演させていただきました。

2024年12月16日

Backlog World2024に出演させていただきました。

登壇情報:Life Hack Camp Vol.10「つながる、はじめる、かんがえる - チャレンジを楽しもう!」

2024年11月29日

登壇情報:Life Hack Camp Vol.10「つながる、はじめる、かんがえる - チャレンジを楽しもう!」

「JBUG東京#24 Web制作会社向け Backlog活用ナレッジ共有会〜課題設定・管理編〜」に登壇しました。

2024年10月05日

「JBUG東京#24 Web制作会社向け Backlog活用ナレッジ共有会〜課題設定・管理編〜」に登壇しました。