イングリット・フジ子・ヘミング&ミッシャ・マイスキー[東京文化会館]のコンサートに行ってきました。
2007年11月03日
名村は役者時代の経験とか、その時のつながりとかでも今でもありがたい事に舞台とか音楽とかに興味もあれば、足を運ぶ機会もあったります。
という中で今日行ってきたのは、生きる伝説になっているイングリット・フジ子・ヘミングさんのピアノコンサート。
そして今回はちょっとクラシックをかじった事あがればやっぱり知っている人がむちゃくちゃ多い、チェリストのミッシャ・マイスキーさんとの共演でしたので、かなり期待していってきました!
<a href="http://www.samonpromotion.com/live/18/index.php">フジコ・ヘミング&ワールド・マエストロ・シリーズ</a>
INGRID FUZJKO HEMMING, CONCERT SERIES WITH THE WORLD'S MAESTROS
<strong>イングリット・フジコ・ヘミング&ミッシャ・マイスキー</strong>
世界的チェリスト、ミッシャ・マイスキーとの共演!一昨年5000人の聴衆が深い感動につつまれた伝説のコンサート、待望の再演!
公演日
11月3日(土・祝)
14:00開演、19:00開演
<a href="http://www.t-bunka.jp/">東京文化会館 大ホール</a> (昼夜2回公演)
今回はゲストの方もいて、リリィ・マイスキーさんと岡本知高さん。
リリィさんはミッシャ・マイスキーさんの娘さんで、お父さんとご一緒だから・・・・という感じがしなくもなかったですが、無茶苦茶お色気のある方でした(笑)
服も胸元がかなり協調されているドレスでしたし、髪は腰まであるブロンドでしたし(爆笑)
でも親子だからこその息の取り合いみたいなのは感じました。
どっちもがなんとなく理解しあっているかのような雰囲気がとてもよかったです。
特に良くてシビれたのが、ラフマニノフの「エレジー」という曲。
とても美しい中に物哀しさが漂っている感じで、もう一回聞きたかった・・・・。
岡本さんは、以前「題名のない音楽会」の公開録画で拝見したことが一度だけあるのですが、なんと男性なのにソプラノ歌手なんです。
男性の場合は、ソプラニスタというらしいです。
しかも岡本さんは、アニメ「もののけ姫」で有名な米良美一さんとは違ってナチュラルボイスでソプラノ領域が出る方として有名なんです。
ただ、「題名のない音楽会」では結構爆笑トークな方だったのですが、今回は二曲披露して、トークは一切なし、フジ子さんとの絡みもなしで、満面の笑みを絶やさぬまま退場されていきました(笑)
しかし、すごい声質と声量と音圧です!
そしてメインのフジ子・ヘミングさんですが、フジ子・ヘミングさんといえば、「ラ・カンパネラ 」です。
これが聴けただけでも眼福というか耳福ものです!!
ただ、当日はフジ子さんが体調がそれほど良くなく、耳の調子が良くなかったらしいのですが、というか名村は楽器はギターぐらいしかダメなのですが、耳が調子悪くてあれだけ弾ける時点であり得ないです(笑)
(もともとフジ子さんは昔に風邪の影響で左耳の40%ぐらいしか聴覚がないらしいですから・・・・)
そしてミッシャ・マイスキーさんとの共演ですが、ちょっと噛み合ってない所もあった感があったのは、事前にあまり合わせられなかったのか、お二方ともそもそもソリストだからなのかもしれませんが(笑)、それでもあの協奏状態はとても感動でした。
アンコールの「白鳥」もよかったし。
久しぶりに芸術の秋っぽい事をして満足な週末でした!