日記

「音楽SNS『Last.fm』日本語版、11月5日に閉鎖」から考えておくべき動画コンテンツの日本における今後の推移

CNETのニュースでLast.fm閉鎖のニュースをみました。

音楽SNS「Last.fm」日本語版、11月5日に閉鎖
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20360211,00.htm?ref=rss

名村は聞く曲がむちゃくちゃ片寄る、というか、ひとつ気に入った曲が出るとそれだけをエンドレスで聞く性質なので、一時導入はしていたのですが、最近は使っていませんでした。
ただ、それなり以上に評価をされていたサイトだというのは、追いかけていただけにこのニュースは残念です。


ですが、日本に上陸した時期を考えると、Webにおいて取り扱うコンテンツのメディアが、「テキスト→音楽→動画」と推移していく中でみれば、Last.fmが日本に上陸したのは、「音楽」としては、収束期だったようにも思います。

初期の頃のNapsterとかで「音楽データをやり取り」という、今でいうP2P的なものが始まった時期のちょい後ぐらいだったら、爆発的に広がったんじゃないかなぁ〜と思ったりします。

というのは、Napster以前っていうのは、「パソコンで音楽」というのはあくまでパソコンの役割は「プレーヤー」としてだけで、音楽媒体そのものは、まだまだCDとかであったと思います。
ですが、初期のNapsterは結果的には違法性が高かった背景もあったりで第一フェーズはぽしゃりましたが、その後の「音楽をデータとして扱う」という事や、そもそも「データになった音楽を持ち歩く」「音楽データのファイルはMP3」といった事を一般の人に知らしめる流れの潮流を築いたと思っています。

その意味ではLast.fmは文字通り、「音楽データ」という事そのもので言えば、話題性の主流からは外れ、収束(=一般的で話題性は乏しい)時期に入ってきたもののように思えなくもありません。

また同時に、ある程度「音楽データ」というものに対して認識が広まった時期だったからこそ、それに対しての権利形態についてもある程度、悪く言えば縛りとかが出てきた時期だったようにも思います。


逆に見事に「動画」ってのが話題になりかけた時期に出てきた「YouTube」であったり「ニコニコ動画」ってのは、爆発的な広がりを見せたんだと思いますし。

その意味では、動画データも著作権系の話がここしばらくあちこちで話題にはなっているので、どういう流れになるのか?というのは音楽データを見ればある程度推し量れる気はしなくもないですが。
逆にそれを回避できるウルトラCを今から考えておけば、すごい利益を生み出す金の卵になるかも?(笑)

とはいえ、Last.fm自体は、イギリス本国でのサービスは続くらしいので、何らかの形でも帰ってきてくれると嬉しいですね。


著者・名村晋治のプロフィール

名村晋治

株式会社サービシンク

代表取締役 / テクニカルディレクター

名村晋治

1996年よりWeb制作に携わり、キャリア25年目のWebディレクター

大学在学中の1996年「Web制作集団ネイムヴィレッジ」を設立し100社を超えるサイト制作の企画、ディレクション、デザイン、マークアップ、システム開発に携わる。

2000年不動産検索サイトHOME'Sを運営している株式会社LIFULL(旧:ネクスト)に合流。
2005年からはWeb制作会社に合流し取締役を歴任。同社ではフロント実装からディレクションまでを担当。

2010年株式会社サービシンクを立ち上げる。 不動産業界に特化したサイト制作の、アートディレクション~HTML実装設計~システム設計のすべてに携わるジェネラリスト。基軸としてはクライアントの商売に寄り添う為に、徹底的に思考を巡らせる為のディレクションを行う。

Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を「マイナビ出版」から出版。

2000年から「Webディレクター育成講座」を独自開催し、40時間のカリキュラムを通し「仕事を回す事ができる」Webディレクター育成手法には定評があり。
首都圏のみならず地方でも講座実施、参加者は延べ700人を超える。

詳しいプロフィール

もう一つのキャリアとしてプロとして舞台俳優、声優。 1996年から養成所に通い始め2004年に廃業するまでの間はWebディレクターと二足のわらじでの活動。

俳優としては、東京の小劇場でシェイクスピアやマリヴォーといった古典を中心に舞台に出演、またNHK海外ドラマや、洋画等、ゲームでの声優を行っていました。

俳優時代の経験を活かし、演劇の訓練メソッドを利用した「コミュニケーションスキル」向上を目指したセミナー・研修も実施しています。

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