演劇メソッドを利用したコミュニケーションスキルアップセミナーを開催します。
2011年05月24日
先日Twitterで「演劇やダンスを習ってみたい」という友人のツイートをきっかけとして、「演劇・俳優修業のメソッド」を使ったセミナーを開催します。
このセミナーではCSSとかHTMLとかは全く出てきません
名村はWeb制作の世界にいますが、この世界でもセミナーやプレゼントなどで人前で話をすることがある人も多いのではないでしょうか?
特にWebディレクターは色々な形で「人前に立つ」「自分が矢面に立って話をする」という機会は多いと思います。
ですが、そういった方々の中で「人前に立つと緊張してなかなかちゃんと喋れないんです」という方もいるのではないでしょうか?
かくいう僕も、実際はかなりの「上がり症」です。
役者時代、練習した滑舌例文を講師の前で発表する時、あまりに緊張して失敗ばっかり…ということがよくありました。
この原因は、ある程度までは「慣れていない」、つまりは「経験が足りない」ということが原因です。
ならば「慣れるための機会を作りましょう」ということも今回のワークショップの目的です。
緊張とは別の要素として「発声」や「人前に立つ上での所作のメソッド」は知っておいて損がない
「緊張する・しない」ということとは別で「人前での所作(しょさ)」というものにも、一定のルールがあります。
これの例は、公の場でセミナー登壇をされた方はいわれたことがあるかもしれませんが、舞台上で「お客さんにお尻を向けない」がそれです。
理由は「後ろ姿はみっともない」ということと「声が客席に飛ばなくなる」ことです。
もちろんセミナーで会場がある程度大きければマイクを使って喋っているので、声が届かない、ということはそれほど大きな問題にはなりません。 しかしながら、お客さんからの「見栄え」という意味では、印象が良くなることはないでしょう。
ですが、いざ本番になれば「喋る」「伝える」ことに気がいってしまい、舞台の上でどの様に立ち居振る舞うのか?ということに同時に意識を向けられる人はいません。
ですが、プレゼンは「総合的な印象」もとても重要です。 マイクワークとは別にしても、「声を客席に飛ばす」ことを意識した時に、この「人前での所作」が重要になっててきます。
「発声」もまた然りです。
セミナー講師をされた方が「声が小さいんですよ、僕…」といった話しをされる方が思いの外多いです。
声が実際に小さいことや、ご自身が小さいと思っているコンプレックスは、自分自身の「自信の現れ」を大きく阻害してしまいます。
もちろん「発声」を正しくやろうとしたら、ボイストレーニングとか声楽の世界のレッスンをうけ、腹式呼吸からマスターする必要があります。 でもその「ガチでやる手前のメソッド」というのを、名村が俳優時代に自分で身につけていった方法をお伝えしたいと思っています。
このワークショップで目指す4つの目的
- 人前ですらっと立ってみたい。
- お尻をお客さん側に向けずにいられるようになりたい。
- 自分が話す内容に集中しながらも、自分がどのように見られているかを把握してみたい。
- ひいては外面的な立ち姿、歩き方といった事を制御することで、自分の伝えたいこと=内面を伝えられる助けにしてみたい。
と言ったこととの一助になれば、ってことで企画をしています。
逆に真剣な「役作り」的なことはしないです
「演劇メソッド」をあくまで普段の仕事に役立てるための方法の部分なので、「科白の内面を・・・」とか「感情の起伏を表現・・・」とか「科白の解釈を・・・」という部分は今回はほぼしません(笑)
それをやりだすと「俳優修業」になってきますので、やってみたいと思う方はとりあえず「俳優修業」とか「メソード演技」を読むか、劇団の公開ワークショップに参加してください(笑)
当日の想定しているワークショップの内容
なんて堅苦しく書いていますが、当日はゆるゆるした空気で、ほとんど身体をつかったワークになると思います。
- 身体を使う上で自分でできる全身のストレッチの方法と考え方
- 立ち姿の矯正のコツ
- 歩き姿の矯正のコツ
- 簡単な科白のやりとりから、科白への集中をしながらも自分の状態を把握する
といったことをやろうかなぁ・・・と思っています。
ということで、ATENDに上げていますので、もしご興味がある方がいらっしゃったら、ご参加いただけると楽しいです(笑)
堅苦しい事をするつもりも予定もありませんので、お気軽にご参加ください~!