Webブランディング

[ちょっと原稿ネタ]だからユーザーは迷うんです

ラーメンセットのメニュー

ラーメンセットのメニュー

先ほど某ラーメン屋さんに入って気が付いたのですが、先日ちょうど今書いている執筆でユーザー視点ネタ[謎]を書いていたので丁度いいネタって事で。

この写真を見て、何か疑問に思う事って多分無いですよね?
このお店の中の「喜多方ラーメン」って名前の種類ラーメンとご飯モノをセットにして、それを選べますよ、って事です。

これは多分疑いようも無いでしょう。
チャーシュー麺でも、ワンタンメンでも、坦々麺でもなくて、喜多方ラーメンとセットになっていて、ユーザー側が選べばいい。

んじゃ、その「喜多方ラーメン」って単品でおいくらなんでしょう?そう思って見たこのメニューの上の方がこれです。


単品メニュー表示部分

単品メニュー表示部分

あれ?
「喜多方ラーメン」って無いんですけど?
しかし、店名にもなっている商品名が単品で存在していないってのもどうにも考えにくいし、店名にするぐらいですから、一番オーソドックスな商品がその名前を冠するっぽいですよね。

なんとなくそういった世の流れ[謎]で恐らく「ラーメン」ってのがさっきのセットの部分にあった「喜多方ラーメン」っぽいです。

この時点で全員とは言わないけど、ユーザーは感覚的に「?」って思う人が居る訳です。
その時点でユーザー側には不親切な名称の付け方をしている、とお店の方は多分気が付いていないはずです。
気が付くはずもないんですよ。
お店の人にとっては多分「普通で当たり前」だから。

けど、店の人が思っている「当たり前」「これぐらい分かるだろう」ってのはユーザーは本当に分かっていません
だから、名村はこのメニューの下にあったご飯ものセットを頼みませんでした(笑)


特別商品の名前?

特別商品の名前?

そして、「あー、勿体無いなぁ」と更に思ったのがこの商品名。

「赤鬼ラーメン」

いゃ、何鬼でもいいんですけど[謎]、少なくとも東京で「喜多方」と「鬼」が関連づく人ってものすごい少ないんじゃないでしょうか?

Googleで「喜多方 鬼」って調べてみましたが、地名にそれっぽい関連性はありそうですが、まぁ、ぶっちゃけ「色」から取ったんじゃないでしょうか?(壁に貼ってあった写真は、赤いラーメンでしたから)

これが地名とかを冠していないラーメン屋さんだったらいいと思うんですよ。
でも地名まで冠しているラーメン屋さんなんだったら、その地名と結びつきがある名前にした方がよっぽど覚えてもらいやすくなるとはずなんですよ。
「赤喜多方」とかでもいいと思いますし。(ベタベタですけどね)
でもこういう名前をつけたらユーザー心理として、

「『赤』があるねんから『黒』とか『青』とかもあるんとちゃうの?」

って思うユーザーも居ると思うし、だとしたら味を変えて横展開すりゃいい。

それにそのラーメンが美味しければ、食べた人が誰かに「この間食った『赤喜多方』ってラーメン美味かった」と口コミしてもらえ、店の名前も同時に言ってくれてるやん!、って状態にもなる訳です。

でも同じ会話を「赤鬼ってラーメン美味かった〜」って言われたら概ね「どこのラーメン屋、それ?」って返事をしたくなるはずでしょ?


ブランディングをする、サービスをするってトータルで考えて仕掛けていかなきゃならないと思うんですよ。

そういう意味ではいい事例になりましたが、多分田口さん[誰]のセミナー受けたことがある人は分かると思うけど[謎]

ここら辺のネタを先日丁度書き終えた訳で、やっと6割強です>Kyosukeさん[謎]
と、頑張ってみる。


著者・名村晋治のプロフィール

名村晋治

株式会社サービシンク

代表取締役 / テクニカルディレクター

名村晋治

1996年よりWeb制作に携わり、キャリア25年目のWebディレクター

大学在学中の1996年「Web制作集団ネイムヴィレッジ」を設立し100社を超えるサイト制作の企画、ディレクション、デザイン、マークアップ、システム開発に携わる。

2000年不動産検索サイトHOME'Sを運営している株式会社LIFULL(旧:ネクスト)に合流。
2005年からはWeb制作会社に合流し取締役を歴任。同社ではフロント実装からディレクションまでを担当。

2010年東京のWeb制作会社・ホームページ制作会社、株式会社サービシンクを立ち上げる。 不動産業界に特化したサイト制作の、アートディレクション~HTML実装設計~システム設計のすべてに携わるジェネラリスト。基軸としてはクライアントの商売に寄り添う為に、徹底的に思考を巡らせる為のディレクションを行う。

Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を「マイナビ出版」から出版。

2000年から「Webディレクター育成講座」を独自開催し、40時間のカリキュラムを通し「仕事を回す事ができる」Webディレクター育成手法には定評があり。
首都圏のみならず地方でも講座実施、参加者は延べ700人を超える。

詳しいプロフィール

もう一つのキャリアとしてプロとして舞台俳優、声優。 1996年から養成所に通い始め2004年に廃業するまでの間はWebディレクターと二足のわらじでの活動。

俳優としては、東京の小劇場でシェイクスピアやマリヴォーといった古典を中心に舞台に出演、またNHK海外ドラマや、洋画等、ゲームでの声優を行っていました。

俳優時代の経験を活かし、演劇の訓練メソッドを利用した「コミュニケーションスキル」向上を目指したセミナー・研修も実施しています。

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