Webブランディング

Webアクセシビリティ、W3C基準合格は代表的サイトのわずか3%??

ITmediaでこんなニュースを見つけた。

Webアクセシビリティ、W3C基準合格は代表的サイトのわずか3%

個人的には比較的「Webアクセシビリティ業界」[謎]には近いところにいる方だと思っている。
だからこそかなり衝撃だったりしたんですが、3%ですか・・・・。

WCAGと言えばW3Cが制定してからかなりの時間が経っている。
だからこそ、WCAG2.0の制定が進んでいて、現在LCまで進んでいる。

もちろん、古くなったからこそWCAGの基準を守りにくくなっている部分が無きにしもあらずだとは思う。

とはいえ、


 報告書によれば、93%のサイトには画像にテキストの説明がなく、視覚障害の人々に分かりにくい作りになっていた。
73%はJavaScriptに依存しているため、推定10%の人々は情報にアクセスできなくなっている。
78%のサイトは背景の色と文字色の組み合わせが悪く、色盲などの若干の視覚障害を持つ人々には非常に読みづらい。

という結果はかなり悲しいものかと思えてします。

もちろん日本でも実際のところ、ホントに一部の先進的なサイトがアクセシビリティを考慮できていて、実装できているのであって、AC+C'04の活動は、まだまだ始まったばかりだというのが現実だろうと思う。

個人的にはアクセシブルなサイトを構築するって点は、提案の主題にする訳ではないが、コーポレイトサイトの構築や、少なくともコーポレイトブランドを関するサイトであれば、「(程度はともかく)実装すべきではないですか?」と言っている。

ここでの実装はWebサイトへの実装もそうだが、広くは「運営主体の皆さんが、Webサイトにはそういった視点もあり、使う人とっては大事だった利するって事を理解してくださいね」って意味も含めてである。

今後ますますパソコンを始めとした通信機器はその種類は多岐に渡り、その多くは何らかの形でインターネットの世界にかかわり、その一部は実際にWebサイトに絡んでくる事になるはずだ。

とした時、我々制作会社の立場の人間は、Webサイトの構築を主軸にするのであれば、「Web2.0的な」と呼ばれる「今」の技術だけではなく、中長期的な価値を企業に還元できる手段や提案要素を何か持つべきであろう。

その時、何をチョイスするかは個々人であり経営主体に寄るところではあるが、個人的には「アクセシブルなサイト構築」をキードライバーとして、少なくともここしばらくは進むような気がしている。
(だからこそ、個人でアックゼロヨンのスポンサーもやったりしたわけで[謎])

今回の集計結果を変えようとまでは思ってはいないが結果として変わってくれればいいなと思っていたり。


そういった皆さんの「これで行く」ってのは何か、意見交換会とかしてみたいですね!


著者・名村晋治のプロフィール

名村晋治

株式会社サービシンク

代表取締役 / テクニカルディレクター

名村晋治

1996年よりWeb制作に携わり、キャリア25年目のWebディレクター

大学在学中の1996年「Web制作集団ネイムヴィレッジ」を設立し100社を超えるサイト制作の企画、ディレクション、デザイン、マークアップ、システム開発に携わる。

2000年不動産検索サイトHOME'Sを運営している株式会社LIFULL(旧:ネクスト)に合流。
2005年からはWeb制作会社に合流し取締役を歴任。同社ではフロント実装からディレクションまでを担当。

2010年東京のWeb制作会社・ホームページ制作会社、株式会社サービシンクを立ち上げる。 不動産業界に特化したサイト制作の、アートディレクション~HTML実装設計~システム設計のすべてに携わるジェネラリスト。基軸としてはクライアントの商売に寄り添う為に、徹底的に思考を巡らせる為のディレクションを行う。

Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を「マイナビ出版」から出版。

2000年から「Webディレクター育成講座」を独自開催し、40時間のカリキュラムを通し「仕事を回す事ができる」Webディレクター育成手法には定評があり。
首都圏のみならず地方でも講座実施、参加者は延べ700人を超える。

詳しいプロフィール

もう一つのキャリアとしてプロとして舞台俳優、声優。 1996年から養成所に通い始め2004年に廃業するまでの間はWebディレクターと二足のわらじでの活動。

俳優としては、東京の小劇場でシェイクスピアやマリヴォーといった古典を中心に舞台に出演、またNHK海外ドラマや、洋画等、ゲームでの声優を行っていました。

俳優時代の経験を活かし、演劇の訓練メソッドを利用した「コミュニケーションスキル」向上を目指したセミナー・研修も実施しています。

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