日記

「Web2.0はカネにならない」by ひろゆき氏

ITmediaの記事でひろゆき氏が言っていますね。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0612/01/news015.html

僕は昔からWeb2.0はサービスではないって延々言ってきたので、物凄い同意というか、ある意味やっとネームヴァリューのある人が言ってくれるようになったかと。


 「Web2.0という言葉で投資を集め、他人から金を預かってビジネスをするならいいが、お金払わないユーザーをいくら集めても金にならない。(Web2.0的と呼ばれるSNSなどの)サービスは商売に向いてないと思う」――Web2.0に関する見解を聞かれたひろゆきさんはこう断じる。

この括弧の中はかの岡田有花さんの補足だろうが、「Web2.0的」と表現するからには、「Web2.0」とは何なのか?ってのをWeb2.0信者は語るべきだと常々思っている。

「的」ということは、限りなく近いが本質ではないという風に感じられて仕方なく、昔の「これからの時代はマルチメディアですよ」と言っていて「では『マルチメディア』とは何?」と言われると何も返答が出来なかったのとそっくりだ。

結局マルチメディアも「概念」でしかなく、具体的な何かではない。だからその言葉も残っているような残っていないような・・・・状態になっている。

Web2.0も同じく概念であり、サービスを提供して、ユーザーから対価を受け取る事を前提にしているのであれば、声高に「Web2.0(的)」を連呼する以前に自分のところのサービスは何?という部分を考え直した方がよっぽと収益は上がるはずだと思う。

週明けの月曜にも某社[謎]で「サービスとは何?」「お客様の心はどこにある?」といった事を軸に「Webサイトを中心としたブランディング」についてセミナーをさせていただくのですが、言っている事は97年ごろから何も変わっていない。

それは(商用であるのならば特に)Webサイトとはサービスであり、問題解決のツールというのが基盤にあるからだ。
だからそれを前提にした構築を行う限り、運用段階に入っての(意識的にしろ無意識(無知)的にしろ)人為的な崩壊以外、Webサイトが悪くなることはないと個人的には考えています。


 ひろゆきさんは「暇で可処分所得も低くて若い人は集めるのが簡単だから、そういうサイトがユーザー数を出すとすごそうな感じがするが、そういうサービスはすでに過当競争。ぼくは、実生活に役に立つこととか、知識が得られるとか、便利であるとかそういうところで、ニッチに細々と、可処分所得の高い人を狙ってやっていきたい」とした。

人数を集めることは、企業戦略の一つではあると思うので、完全否定はしないが、「商売するなら年配の人をターゲットにするほうがいい」と言われたりするのは、このことを意味しているのだろう。

可処分時間も長ければ可処分所得も高いわけで、こと商売だけを考えるなら王道だろう。

細々なのは困るけど、可処分所得が低いユーザーを一気に集めたモバゲーが今後どのように展開していくのかは、mixi同様たのしみなところではある。


著者・名村晋治のプロフィール

名村晋治

株式会社サービシンク

代表取締役 / テクニカルディレクター

名村晋治

1996年よりWeb制作に携わり、キャリア25年目のWebディレクター

大学在学中の1996年「Web制作集団ネイムヴィレッジ」を設立し100社を超えるサイト制作の企画、ディレクション、デザイン、マークアップ、システム開発に携わる。

2000年不動産検索サイトHOME'Sを運営している株式会社LIFULL(旧:ネクスト)に合流。
2005年からはWeb制作会社に合流し取締役を歴任。同社ではフロント実装からディレクションまでを担当。

2010年株式会社サービシンクを立ち上げる。 不動産業界に特化したサイト制作の、アートディレクション~HTML実装設計~システム設計のすべてに携わるジェネラリスト。基軸としてはクライアントの商売に寄り添う為に、徹底的に思考を巡らせる為のディレクションを行う。

Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を「マイナビ出版」から出版。

2000年から「Webディレクター育成講座」を独自開催し、40時間のカリキュラムを通し「仕事を回す事ができる」Webディレクター育成手法には定評があり。
首都圏のみならず地方でも講座実施、参加者は延べ700人を超える。

詳しいプロフィール

もう一つのキャリアとしてプロとして舞台俳優、声優。 1996年から養成所に通い始め2004年に廃業するまでの間はWebディレクターと二足のわらじでの活動。

俳優としては、東京の小劇場でシェイクスピアやマリヴォーといった古典を中心に舞台に出演、またNHK海外ドラマや、洋画等、ゲームでの声優を行っていました。

俳優時代の経験を活かし、演劇の訓練メソッドを利用した「コミュニケーションスキル」向上を目指したセミナー・研修も実施しています。

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