親父の言った言葉と、「島田 紳助『15勝14敗の人生でいい』と子供達に熱論!」
2009年01月26日
先日zibun-newsで「島田 紳助『15勝14敗の人生でいい』と子供達に熱論!」という記事を見かけました。
名村は神戸の出身なので島田紳助さんは、子供の頃から慣れ親しんでいるタレントさんの一人です。
首都圏では、紳助さんはアクがクドいタレントさんに思える方も多いかと思いますが(まぁ、実際色々ありますけどw)、関西ではあれぐらいではそれほどクドい訳ではなくて、そう言ったタイプのタレントさんは多いのもあり、結構好きなタレントさんです。
その好きな理由の一つは、口は大概悪いのですが、言ってる事に本質を突いているなぁ、と思う瞬間が結構あるからです。
本質っていうと、言う人の立場とか状況とかによって受け入れ難いものであったり、詭弁やただの正論と取られる場合もあるのですが、紳助さんの言葉には、少なくとも名村が思っていて、そうありたい「本質」の考え方に同意出来るモノが結構ある、という事です。
zibun-neswの中でもありますが、
「それは違う。夢は持った方がいいねん。
人生は幸せになりたいって思い込んだ人が本当に幸せになるねん。
思い込むことが大事やねん。」
「いつか自分が落ちてしまう時を心配してるんやろ!
そんなん心配したらアカンよ!
20戦を全勝しなアカンと思ってるやろ!
だから、1敗でもしたら全部が無駄になると思ってしまうやん!
そうじゃないで人生は!人生は15勝14敗でいいねん!
1勝でも勝ち越した奴が幸せな人やねん!
14回負けてもいいねん!1回だけ勝ち越す人生を目指しましょう」
これは自分が役者をやっていた事もあるから余計にそうなのかもしれませんが、これは激しく同意をしました。
また同じように
「学校は勉強しに行く所じゃない!
勉強は家でも塾でも、どこでもできる!学校は(嫌)なことを(良い)ことに変える訓練をする場所や!
嫌な事っていっぱいあるねんな!
嫌な友達がいたり、先生がいる。
でも、その嫌なことを良いことに変えれる訓練をいっぱいした奴は大人になった時に、その訓練が役立って、いっぱりある嫌なことを良いことに変えて生きていけるねん。
だから、学校でいっぱい訓練をしてな」
って言葉があったのですが、ここをみて、少し違う内容ですが、親父が名村が大学に行く時に言った言葉を思い出しました。
親父から「大学に行くってのはどういう事か分かるか?」と質問をされ、高校生の名村は「勉強しに行くためと違うん?」と返したのですが、
「違う違う。大学の4年間ってのは、成人(20歳)を過ぎても社会人のワクから外れられていて、自分のやりたいことを見つける為に貰える時間なんや」
と言われました。
これは当時の名村には結構衝撃的な考えで、手前味噌ですが以前から親父は大概頭がいいと思い尊敬しているのですが、こういう物事の「それは何のためにあるのか?」って事の捉え方にもの凄く秀でた人だと、当時改めて思いました。
学校の勉強も今にして思えば、確かに数学の「サイン」「コサイン」とか、歴史の年号そのものを覚えたこと自体を使っているか?と言われると確かに使っていないでしょう。
でも、「数学的なモノの考え方をいろんな角度から学んでいる」「歴史の流れの中で自分の時代がどうであり、今後どうなっていくのかに興味を持つきっかけ」といったその根底に流れている(であろう)事象を捕らえて取り組んでいたら、もうちょっと全体を俯瞰しながら前向きに勉強に取り組めていたのではないかなぁ・・・と思ったりしました(笑)
(まぁ、それほど達観して勉強に取り組んでいる小学生とかがいても嫌ですけどw)
そういった意味では、紳助さんの書かれていた「学校」って事の紹介は、ある意味本質を突いているなぁ・・・と思いました。
目の前の物事は色々な見方があって、渦中にいる時には、やっぱり自分にとって辛い面がフォーカスされているのですが、それがどういう意味を持っているのか?を自分なりに解釈をして行くって事はやっぱり大事なんだなぁ・・・と思いました。