セミナー

CSS Nite LP56「ウェブサイト制作、手を動かす前に考えておくこと [Part II]」に出演させていただきました+アンケートへのご回答を追記しました。

CSS Nite LP56「ウェブサイト制作、手を動かす前に考えておくこと [Part II]」

CSS Nite LP56「ウェブサイト制作、手を動かす前に考えておくこと [Part II]」


2018年3月3日、CSS Nite LP56「ウェブサイト制作、手を動かす前に考えておくこと [Part II]」に出演をさせていただきました。


CSS Nite LP56「ウェブサイト制作、手を動かす前に考えておくこと [Part II」でトップバッターとして「“業種特化”をしているがゆえの 手を動かす前に考えておくこと 」について講演開始をする名村晋治

CSS Nite LP56「ウェブサイト制作、手を動かす前に考えておくこと [Part II]」登壇写真1


CSS Niteには過去2007年に大阪と「Web標準の日々」、2014年に番外編のAfter Darkに出演をさせていただきました。

過去のCSS Nite登壇履歴

やっと吐露できるのですが、今回久しぶりの出演でもあり、東京での出演でもあるので、実はものすごい緊張をしていました。 その緊張の理由は今回のテーマでもあったのですが、お越しいただいたお客さまに少しでも「<span class="color-blue">来てよかった</span>」と思っていただけるものってなんだろう?ことでした。


CSS Nite LP56「ウェブサイト制作、手を動かす前に考えておくこと [Part II」で「そもそも手を動かす前にすること」のスライドについて講演をする名村晋治

CSS Nite LP56「ウェブサイト制作、手を動かす前に考えておくこと [Part II]」登壇写真2


セミナー内容に産みの苦しみ

これでもディレクターを20年ぐらいやっているので、話をするネタはいくらでもあります。
ですが、今回のセミナーの「<span class="color-blue">手を動かす前</span>」というテーマ、それを25分という時間の中で「セミナーでお伝えするには?」という際にどういった内容がいいのか・・・?でかなり思案をしていました。


CSS Nite LP56「ウェブサイト制作、手を動かす前に考えておくこと [Part II」でセミナーテーマである「手を動かす前にすること」についての纏めとなるスライドについて講演をする名村晋治

CSS Nite LP56「ウェブサイト制作、手を動かす前に考えておくこと [Part II]」登壇写真3


その中で主宰である鷹野さんから「<span class="color-green">業種特化</span>」ということをキーワードにいただいた途端、一気に「これか!」となりました。

その結果が今回のセミナーの内容であり、今回私の方から皆さまにお伝えしたい内容でした。

「不動産業界特化」は実は関係ない

今回のスライドはこちらになります。



お越しいただいた方にはおわかりいただけたと思いますが、今回お伝えしたかった本質は「業種特化」という話ではありません。

Web制作・ホームページ制作会社である株式会社サービシンクでの活動を元にしていたのは、あくまで「事例」としてご理解をいただきたかったからです。

本当にお伝えしたかった内容は、ウェブサイト制作の「<span class="color-blue">手を動かす前</span>」に考えておくこととして、

  • クライアントの業種業態をどうやって知るのか?
  • 一度やった経験をちゃんと次の仕事に活かすためにどういう活動をしていけばいいのか?
  • ナレッジ・経験というものをどのように共有していくのか?
  • クライアントから「制作会社」が期待されているもものの本質は何なのだろう?

ということを考え、実行していくための「方法論」というのがテーマでした。

手を動かす前にすることの重要性

名村はディレクターですので、手を動かす前に携わることがほとんどです。

それゆえ、自分の動きが、手を動かすメンバーの動き方を大きく左右してしまいます。
だからこそ「手を動かす前」に何をして、何ができるべきなのか?というのは今後ますます大事になっていくと思います。

「手を動かす前」の精度で、「手を動かした後」のクオリティが大きく変わってきます。

個人的には「ディレクター」として、自分の知識やスキルが足りないことでクライアントのサイト構築に対して”お手伝いできない”ということを極限まで減らしたい、というのが名村の根本にあります。

とした時に、今サービシンクでの動きの中で、自分が「<span class="color-blue">手を動かす前</span>」にしていることで、

  • 実際に仕事として生きているというのは何か?
  • もう無意識での行動になっていたけど、実は意識していることってなんだろうか?
  • それをどういった意識の元で自分の血肉に変えてきたのだろうか?

ということを今回のセミナーをきっかけに棚卸しをし、25分に込めさせていただきました。

#cssniteハッシュタグ

CSS Niteでは「#cssnite」のハッシュタグでツイートがされています。
今回のLP56については、togetterでまとめがされていて、それはこちらにあります。

> togetter:CSS Nite LP56「ウェブサイト制作、手を動かす前に考えておくこと [Part II]」

今回のお客さまの中でこういったツイートをしてくれている方がいました。

たじま/マーケティングとデザイン さん

brightflavor さん

自分のセミナーでグラフィックレコーディングをしていただいたのが初めてだったので、直ぐに手元に保存させていただきました。

また#cssniteで名村自身もツイートをしているので、ぜひ見返していただければと思います!

スライドへのフォロー

スライド中に掲載させていただきました書籍や外部のサイトなどの情報を纏めておきます。

Weba担当者フォーラムでのマンガ化

Web担当者フォーラム「良いWebディレクターを見つけるにはどうしたらいいの? サービシンクの名村晋治さんに聞いてきた」

四季報

不動産業界の勉強の本

「IT重説」について

不動産Techカオスマップ

アンケートでいただきました質問へのご回答

アンケートでは丁寧なコメントを多数いただきまして、本当にありがとうございます。
ただ、どうしてもオープンな場でお答えしずらいご質問もあり、全質問にお答えできているわけでないのはご容赦願えればと思っています。

その中で今回お答えできるものについて、下記にてお答えしました。
ご質問者さまを始めとして、ご参加いただきました方にとっても「アンケートでは書いていなかったけどもやもやしていた」ことへのご回答になっていれば幸いです。

業界特化することで競合同士のサイト制作を依頼されることはありますか?

もちろんあります。  
弊社にご依頼をいただく時点で「業界の事を理解している」ことを「強み・メリット」としてご依頼をいただいています。

恐らく「競合の案件」であることよりも「業界の専門用語や事業自体のワークフローを知っている」ことから出てくる提案に期待をいただいている、と理解をしています。

SUUMOとHOME'Sに対して同じような提案にならないか?

弊社で実際にしたことがあるのは、HOME'S様とアットホーム様ですが、現状弊社規模で日本有数のポータルの全システム構築をおこなっている訳ではありません。

また業界外の方々からご覧になると全体で「不動産業界」であるかもしれませんが、実施には「賃貸・売買」「一戸建て・マンション」「居住用・投資用」などさまざまなカテゴリーがあります。

ですので現在関わらせていただいてる案件としては、近しいポータル様でのあっても、詳細としては「まったく異なるサイト・システム構築」になっており、案件自体が同じようにはなっていません。

でも「今後は似たような案件があるのでは?その時どうするの?」というご意見もあると思います。  
たしかにその懸念はゼロではありません。  
ですが不動産業界も日進月歩で情報の見せ方からユーザ体験の提供方法は変わってきています。

関わる時期が半年も違えば、UI/UXからインタラクションデザインまで、その時点でベターなものをご提案しているので、実際には「物件一覧」だけをとっても、似て非なる提案になっていかざるをえない、のが実情となります。

それぞれの強み弱みを知っていることで、やりずらくなることはないか?

強み・弱みを知っていなければ、何を伸ばして、何を補完しなければならないのか?が見えてきません。  
実際には「強み・弱み」を知っているがゆえに、「○○を✕✕にしてきましょう」ということを「持ち帰らずその場で」提案できる、ということにつながっています。

「がんばるしかない」というのは会社として同じように頑張ることを求めるのか?(労働時間の長さにつながるので迂闊に言えないです)

「頑張る」というのは、労働時間を長くすることでありません。適切な方向に努力をすることと考えています。

実際にはクライアントとの打ち合わせの際のアイスブレイク、実際のヒアリング、定例の打ち合わせ中、実案件の話をしていてもそこの付随するさまざまな余談が含まれています。それをちゃんと汲み取れているか?という時点から始めるのが第一です。

実際に弊社でもさまざまな機会で出ている話の中から「聞き取れていて、その聞いたことから導きだせている情報」というものの差があります。  
その情報の中で意味が分からなかった話、単語であれば就業時間中でも調べるべきです。

他の人(=名村とか)が分かっているのに自分が分からなかったら「なぜそのように考えられたのか?」をその人に聞いて教えてもらうべきです。

「そのための時間は割く」と伝えています。

とはいえ、「効率化」だけを追いかけるのも違う気がしていて、以前にかいた「ブログを少しずつ再開している理由と「可処分時間」の使い方」でも書いている通りで「無駄なことも必要」と思っているので、「自分の肌にあう」方法を見つけるための試行錯誤はある程度必要かな・・・とは思います。

属人化を避けるための社内での具体的な対応

提案時、プレゼン時、定例等の終わった後に「さっきの打ち合わせの場での会話がどういう意味だったのか、なぜそうだったのか?」を話しをするようにしています。

とくに名村は提案や定例が終わった後の時間については、「情報を共有する時間」として捉えています。
ですので、帰りの移動中等に「さっきの定例で出た○○という話だけど、どう考えた?アレは名村は実は✕✕のことを意味しているはずと思ってるんだけど・・・・」といった、「受け取り方の差異」のチューニングをするようにしています。

あとは分かっている人間がどれだけ社内で発信、発言をしていくか?です。

その業種に興味は薄いが(制作)スキルが高い人間の場合に採用をするか、採用する場合に気を配っていること

サービシンクでは「なぜその業種に特化しているのか?」「特化している代表としての想いの部分と事業戦略としての部分」について説明をしています。  
という上で「サービシンクでやってみたい!」と思う方に来ていただくようにしています。

仕事の依頼はどんな事がキッカケで来るのか?

サービシンクでは「営業職」がいません。実際には自社へのお問合わせ、業界の方から名村への相談等から始まることがほとんどです。

業種特化しているので、直接のクライアント対象ではなくても「不動産のサイトといえばサービシンクさん」と覚えていただいていることも多いので、知らない所で名前をだしていただけていることも多いと聞いています。

企画から納品までをどのぐらいの期間で行っているか?

それ自体は普通のサイト制作と変わりません。

ですが、サービシンクの特徴としては「オリエン〜プレゼン〜企画を固める」までの速度が恐らく不動産業界のことをご存知無い会社様より圧倒的に早いです。

勘所を知っているのと、不動産サイトとしてのセオリーがあり、同業界の案件を行っているので否が応でも同業他社のサイトは結構な量をみているので、その時点でのベターな提案までたどり着くのが早いとよく言われます。

「社内勉強会」=教育・学習コストをかける必要性について

ひとりの営業ができる方がいれば極論不要と思います。  
サービシンクでも、2015年ぐらいまで、はなかなか不動産業界そのもののナレッジ共有はおこなっていませんでしたし、できませんでした。(変わりにディレクターとしての育成は、名村が行っている40時間カリキュラムの「ディレクター養成講座」を社内でも実施していました)

一方で、「サービシンクのディレクター」としてひとり立ちさせるには、不動産の情報も伝えなければならなりません。

「営業的な活動=対外的に話をする」チームをどのように創っていくか?という部分で考え方が変わると思います。

Slackだと情報が流れてストックされないのではないか?

業界情報等のストックは大事で、私も収集癖があるのでわかるのですが、実際には「最新の情報を常に見ているか?」という方にフォーカスしています。  

私もEvernoteにクリップとかもしていますが、実際に見返すことはほとんど無くて、「そういえば○○の話、どこかで見たな」と思った時にそれが「どこにあって、それを検索ができるか?」という方が重要と思っています。

社内の場合には、要不要はメンバーに任せます。名村が「知っておいた方がいい」と思う情報をバンバン投げていく、ということをしています。  
情報をみた・・・ということを頭にひっかけ、それを再帰的に読み出せるようにしておく・・・ということを意識しています。

実際の社内での共有状況はこんな感じです。


社内のslackでの情報共有画面

社内のslackでの情報共有画面


業界特化をしていなくても経験を積み重ねるためのアドバイスを貰いたい

上でも書いたのですが、「クライアントとの打ち合わせ時のアイスブレイク、ヒアリング、定例打ち合わせ、実案件の話をしていても案件に付随するさまざまな余談」があり、「クライアント事業に付随する余談」部分がものすごい大事だと思っています。  

そこへの興味を持ちわからない事はクライアントに聞き、自分で調べる・・・ということで直接の制作自体ではない部分への理解が溜まってきます。  
自分が「知らないことがある」ことを「しょうがない」と思うか「少しでも知らないことを減らしたい」と思えるか?の違いと思います。

業務理解のためのもっと具体的な施策、どんな知識が役に立ったか?

業務理解については、戦後〜バブル時代〜バブル後ぐらいの業界の大きなトピックスを追いかけます。それによって「どういった時代背景でどういった活動の元にその業界があるのか?」がわかります。

それを元にしてクライアントに業務フローについてヒアリングすることで「外からみたらムダ」と思えてしまうことが「なぜそうなっているのか?」というような業務背景が見えてきます。

それ以下の細かい業務については、お客さまに今でもお聞きします。というのはクライアント企業内の「業務の呼称」「文化」といった場合もあるためです。

お金の匂いを感じて見らうにはどんな事をすればよいのか?

少し回り道的な話から始めますが、2000年ごろからおこなっている「ディレクター養成講座」でお伝えしていることとして「永遠の素人であれ」ということがあります。

業種特化だけでなく、Web制作自体でもそれに長く関わっていると「これがセオリー」「これが今の常識」といったものに得てしてとらわれてしまいます。  
その感覚をできるだけ忘れ、「自分がはじめてそのサイト、サービスをみたとしてお金を払っても使いたいと思えるか?」という感覚で常に案件に関わるように意識しています。

その「一ユーザとして使いたい」と思える感覚が、クライアントの「自分たちの当たり前」とズレている場合もあり、その時は「それでは我々の業界のユーザは使ってくれない」という言葉をいただくことがあります。  
その時に「自分の素人としての感覚」がどれぐらい研ぎすませられているか?というのが勝負になってくると思います。

実際には「一ユーザとしての感覚」と「市場調査としての感覚」との掛け算なのですが、その定量・定性の両方の根拠をお客さまに伝えることで「実際にはこういう事がお客さまが使っていただけるサイト」であるとご理解をいただけることが多いです。

知識をどのように増やしてきたのか?

一つはっきりあるのは「読書」になると思います。というのは「知識を増やす」ことに近道はないと思っているからです。  
読書自体は22歳のころから月に10冊は本を読むようにしてきました。ここでのカウントから「雑誌」「マンガ」は除いています。

また読書自体は技術書とか専門書、不動産業界書だけではなく、新書やビジネス書、自己啓発書といった本についても興味が沸いた本については結構手当たり次第読んでいます。

セミナー中でも話をしました「知識を点ではなく線にして面にする」というためには「点を結びつけるための情報量」が多いにこしたことはありません。  
ただ、Webの記事も目を通しはするのですが「編集」がなされていて一定のパッケージングされている「書籍」(これは電子書籍でも構いません)での情報獲得を意識的にしています。

誤解を避けるために書きますが、この活動は別に会社では強要していません。  
あくまで名村が若いときからやっている、ということのご紹介です。

フローの改善提案など、本来の制作以外の提案は費用を別途請求しているのか?

フローの改善提案自体にも費用は発生しています。ただ業務フローの改善提案をおこなうのは、多くがデータ登録系の機能開発の場合が多いです。  
機能単体での最適を考えた時に業務フローの改善が生まれることがあります。その時には実際には開発における要件定義として費用が包含されていることがあります。

一方で純粋に業務フローの改善自体をご依頼いただくこともあります。その際にはその費用としていただいております。

言葉尻を捉えるような感じではありますが、サービシンクでは「制作・開発」だけをおこなう訳ではなく、不動産会社様の広義の広告については「一旦なんでもご相談をお受けする」ことが本業になっています。

ご依頼内容がTVとか紙媒体系の他のチャネルでおこなう方がいい場合には、お客さまにその旨をご返事するか広告代理店さまをアサインします。  
結果としてWebのチャネルでやった方がいいと判断ができた場合に、Webでの戦略としてご提案をしていく・・・ということですので、実はフロー改善も本業だったりします。

コンペの際に、業界特化していることで採用されるとのことでしたが、そのことはプレゼン内容で判断されたのか?

もちろん最低限の土俵にあがる上で「企画の内容」の良し悪しは判断をされています。  
その意味では「業界特化」を謳っていても「企画力」での差異でコンペに負けていることももちろんあります。

顧客に提供する価値としてはまず「お金」を上げておられるように感じました。それは不動産業に特化されているからではないでしょうか?

不動産業界という意味では実は「お金」の感覚は薄いんです。  
なぜなら不動産業界では、「対面で契約書の締結」をしなければ金銭のやり取りが発生しません。

逆に言えば「サイト側」での明確なコンバージョンとしては「資料請求」「会員登録」といったものが限界で、この仕事をしていて「コンバージョンがどれ位の売上に繋がったのか?」をお客さまからお教えいただいたのは数えるほどしかありません。

サイトのコンバージョンからの成約についても、最近まで不動産会社さまは明確に追いかけていらっしゃらなかったりしましたので。  
ですが「資料請求/会員登録」の獲得単価というのは存在はしています。

ですが、サイト制作に携わっているついつい「費用対効果」というものが見えにくい業界だからこそ、「お金」という点を考えないと「ふわふわした」感覚でのサイト制作になりがち・・・という思いがあるため、私のセミナーではそういう面がでていたのかもしれません。

もちろんコーポレートサイト等のように無形の「ブランド構築」を主軸にしたサイト構築をお受けもしています。  
ですが、その場合「見積もりに対しての妥当性」が「工数」という点ではご理解をいだけるのですが、総額としての費用対効果をお客さまにご理解をしていただくためにも「お金」という観点をある程度大事にしていると思います。

サービシンクさんはデザイン〜開発までも得意とされているのでしょうか?

サービシンクは基本的には制作に関しては下記の全般可能で、個別単位での案件ももちろんお受けしています。
・サイト・コンテンツ企画
・プロモーション企画
・デザイン制作
・HTML制作
・システム開発
・インフラ構築
・保守/運用
・CRO(コンバージョンレート最適化)対策

こういったことをさせていただいています!

不動産✕IT、なぜ不動産に特化しようとしたのか?

こちらですが、話し出すと実はこれだけでブログになるのですが、後日サービシンクの方でブログにする予定です。  
記載したら、こちらをアップデートしますが、今しばらくお時間をください。

最後に

ということで全部ではないのですが、できるだけアンケートでいたただいたご質問に回答をさせていただきました。

その上で、今回のCSS Niteのテーマ「<span class="color-blue">ウェブサイト制作、手を動かす前に考えておくこと</span>」は、ディレクターの職域の話になりがちだと思います。

そのためマークアップエンジニア、デザイナー、システムエンジニアの方々にとっては「よく分からん」や「自分の考えることではない」とお思いかもしれません。

ですが22年この仕事をしていて、ディレクター以外の職域の方で「<span class="color-blue">手を動かす前</span>」の勘所を押さえられている方は、その後の「手を動かす」時のクオリティも往々にして高いと感じています。

その意味では、直接「<span class="color-blue">手を動かす前</span>」に関わらない職域の方も参考にいただければと思っております。

今回のCSS Niteにお越しいただきました皆さま、本当にありがとうございました。
皆さまのこれからの一助になればとてもうれしいです。


名村晋治のプロフィール

Webディレクター 名村晋治

株式会社サービシンク

代表取締役 / テクニカルディレクター

名村晋治

1996年よりWeb制作に携わり、キャリア28年目のWebディレクター

2010年に不動産業界特化のWeb制作会社「サービシンク」を設立して、今も現場でディレクターとしてPMをしています。

詳しいプロフィール

大学在学中の1996年「Web制作集団ネイムヴィレッジ」を設立し100社を超えるサイト制作の企画、ディレクション、デザイン、マークアップ、システム開発に携わる。

2000年不動産検索サイトHOME'Sを運営している株式会社LIFULL(旧:ネクスト)に合流。
2005年からは都内のWeb制作会社に合流し取締役を歴任。同社ではフロント実装からディレクションまでを担当。

2010年東京のWeb制作会社・ホームページ制作会社、株式会社サービシンクを立ち上げる。 不動産業界に特化したサイト制作の、アートディレクション~HTML実装設計~システム設計のすべてに携わるジェネラリスト。基軸としてはクライアントの商売に寄り添う為に、徹底的に思考を巡らせる為のディレクションを行う。

Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を「マイナビ出版」から出版。

2000年から「Webディレクター育成講座」を独自開催し、40時間のカリキュラムを通し「仕事を回す事ができる」Webディレクター育成手法には定評があり。
首都圏のみならず地方でも講座実施、参加者は延べ700人を超える。 もう一つのキャリアとしてプロとして舞台俳優、声優。 1996年から養成所に通い始め2004年に廃業するまでの間はWebディレクターと二足のわらじでの活動。

俳優としては、東京の小劇場でシェイクスピアやマリヴォーといった古典を中心に舞台に出演、また声優としては大きく活躍できる程ではありませんでしたが、NHK海外ドラマや、洋画等、ゲームでの声優を行っていました。

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