セミナー

第35回リクリセミナー「Webディレクターの頭ん中 リターンズ」に登壇しました。


昨日(2018年3月10日)は大阪のRe:Creator's Kansai(リクリ)で「第35回リクリセミナー「Webディレクターの頭ん中 リターンズ」」に登壇をしました。

今回のリクリでの登壇での私のお題は「誰がどう見てもそうとしか受け取れない文書術」でした。
これ、実は私がFacabookで

「2018年に『誰がどう見てもそうとしか受け取れない文書術」セミナーを日本中でやりたいです!開催できるところ募集しています!」

と書いたところ、主宰の小山さんが即答で「リクリでやりましょう」と言っていただけたことから実現しました。 実は今回の「誰がどう見てもそうとしか受け取れない文書術」は、2014年の第20回リクリセミナー「Webディレクターの頭の中」でも講演していました。

この時は、ものすごい密度が濃い書いでした。
なんせ30分〜60分のセミナーが7件、しかも登壇者一人ひとりの話が濃いたトリで名村が2時間の話をする、というような状態でした。 当日の参加者の方は本当に大変だったと思います。

当時の様子の書いてくれていたブログをご紹介します。




それがあった上で、今回同じタイトルでの再演モノを即答で快く引き受けていただきましたリクリさんには本当に感謝しています。

文書術のセミナーをしている・したいと思っている理由

ときどき聞かれるのですが、なんでこのセミナーをしているかの?ということです。

これは単純なんです。 今回のセミナー自体ですが、

  • ビジネス文書をどうかけば「ムリ・ムダ」が削られるのかのコツは実は本当に単純なこと
  • だけど「知らない」がゆえに、ものすっごい「ムリ・ムダ」が発生している
  • セミナーでお伝えしている内容は、1年経っても5年経っても「陳腐化」「使えなくなる」ものではない
  • それを知っていることで仕事のやり方が絶対に変わる
  • しかもそのコツといったものは、90分〜120分のセミナーの中でほぼ余すことなくお伝えすることができる

からです。

今回のセミナー自体を下敷きとして弊社サービシンクの中では継続的に「伝わらない文書」「伝わらない伝え方」に対してのチェックバックをしています。
そのため社内での精度はだいぶん上がっています。

一方、案件の中で自社外の方とやり取りの中では「えっと・・・このメール、相手はめっちゃ急いでいるけど、何の話なんだろ・・・」ということが往々にしてあります。

セミナーで伝えている事例で一番困ったものとしては、

下部の「会社」部分のサムネイル、デザインではボーダーがあったのですが、写真サイズによって少し微妙な感じになるのですが・・・

といった例です。
「微妙」ってのはものすごく主観的で定性的な話なので、その投げられ方をしても、こちらは「判断」ができないんです。

このやり取りの結果、こちら側で発生するプロセスや考えとしては、

  1. 何が「微妙なのか」を相手に聞き必要がある
  2. 急いでるみたいだから電話で聞く
  3. 居なかったりするとメールを投げる
  4. その時の伝え方も相手は「何が微妙なのか分かっていて、それをこちら側にも当然『わかるよね?』という体でいるので、そのまま返すと、タイミング次第では相手の心象を悪くしかねない
  5. ということを計算した上で「微妙なのは何が微妙なのか?」を聞き出す文面なりを考える必要がある
  6. さらにその連絡への返事がメールとかだと半日〜1日ぐらいかかる

というようなものだと思います。

しかも詳しく聞いてわかった実際の「修正内容」は「実は修正作業そのものは5分で終わる」とかだった場合には、「最初からそう書いてよ!」と言いたくなる話です。


第35回リクリセミナー「Webディレクターの頭ん中 リターンズ」開演直前に登壇者の田口さんと主宰の小山さんと

(撮影:主宰の小山瑞穂さん)


これはきっと珍しい事象ではなく、日本中でそういった話が発生していると思うんです。

そういったやり取りをできれば減らしたいと思っています。
また周り回って自分が仕事で関わる方が、このセミナーでのコツを理解いただき、双方にとってムダになっている時間を減らしたいんです。

本当の意味で「働き方改革」に寄与したい

最近「働き方改革」が声高に言われていています。「仕事の効率化を考えろ」「残業はするな」などなど・・・。
それ自体は何も意義ありません。できることはどんどん改善をしていきたいと思っています。

ですが、仕事全体の進め方は日本中で2万種あると言われている仕事それぞれで異なっているので、私一人でどうにかできるものではありません。 しかし、どんな仕事でも存在している「文書を書く」ということを「改善」できれば、日本中でものすごい「時間節約」につながるのでは?と思っています。

その意味では「書き方を知っていれば漏れていなかった情報」をきちんと書く、という事を学び・知ることで自身の働き方も変わっていくはずです。
それこそが本当の「働き方改革」の一つなのではないでしょうか?

そういった理由からこの「誰がどう見てもそうとしか受け取れない文書術」のセミナーを全国でしています。

開催場所、まだまだ募集しています(笑)

ということで開催ができる場所については、Web業界のセミナー・自社での研修を始めとして、どんな業界の方であってもセミナーを開催します。
サービシンクのお問い合わせフォームからで結構ですので、お気軽にご連絡ください。 詳しい詳細についてもご連絡をいただければお伝えをさせて頂きます。

10年振りの田口真行さんとの登壇

リクリでのセミナーの話に戻りまして、今回の「Webディレクターの頭ん中 リターンズ」では、Webディレクターとして高名な田口 真行さんとのダブルヘッダーでした。

田口さんとは以前にも2人でのセミナーをしたことがありましたが、それも12年前(当時のセミナーのブログ記事がこちらです)の話で、実はそもそも「会う」こと自体が12年ぶりだったんです。

それまでずっとすれ違いばかり。
今回のダブルヘッダーのきっかけになったのは、昨年末のWCANにサービシンクのデザイナーがライトニングトークで登壇した際にメインセッションを担当していた田口さんと再会して「久しぶりですね!」ということがきっかけでした。

Webディレクターとしての講演や動画でのライブ配信など、精力的に動かれているのでご活躍は見知っていたので、今回久しぶりにお会いできることも嬉しかったですし、間近で田口さんのセミナーを聞けたのですが、やはり話も会場を巻き込むのも上手なので、本当に勉強になりました。

ずっとしていたかった田口さんとのトークセッション

今回のセミナーですが、前半は名村と田口さんのそれぞれのセッション。
最後の第三部に、田口さん・名村そろって皆さんの前にすわり、事前に参加者の方からいただいていた質問に二人で回答をしていく、というトークセッションでした。

そういったことがあるセミナーにも出たことはあるのですが、「出ている2名共がWebディレクター」ってのはほとんどなかったので、純粋に名村が楽しかったです。

すごく近い考えや方法論を持ちながら、それぞれが異なった角度で話をしているのですが、登壇している立場でありながら勉強になる話が続いていたと思います。
話を少し広げたりしたのも、田口さん、名村が大事にしていることをどうにかお伝えしたいと思ってのことでしたが、ご参加いただいた皆さまに何か役に立てば本当にうれしいです。

個人的には田口さんとトークセッションだけで5時間ぐらい、会場からの質問に延々と答え続ける、というのが実現できるならやりたいぐらいです。(多分司会の方が死ぬと思いますけど(笑))

それぐらい3部のトークセッションは面白かったのですが、そこそこクライアントワークにおける突っ込んだ回答とか、テクニック・Tipsではない話もしていたので、お越しいただけた方にもそこそこ満足いただけたのではないかな?と思っています。

その意味では話が少しズレますが、第32回リクリセミナー「角掛さんと名村さん」、その再演版としての「!important #06 -初めて明かされるプロデューサーとディレクターの本質と本音-」で登壇をした時の角掛さん(インターネットストラテジー)とのトークセッションも、本には絶対書いていない内容ばかり話ができました。
現場で本当に困っているとかどうしたらいいか?というような内容でのやり取りはやっぱり自分の復習にもなり、自分の対応のしてきたことの言語化にもなり、やっていて一番自分の肌にあってる感があります。

終わった後、懇親会で実際にいただけたご感想

セミナーが終わったあとに文書術の件ではこういった話で好意的な感想等をいたけました。


登壇後に質問をいただいています。

(撮影:主宰の小山瑞穂さん)


ご感想1

社内での文章のやり取りやメールでのやりとりを何回もしていたのですが、それは「議論を重ねている」とか「問題を煮詰めている」と思っていたけど、そもそもどの精度で書くのか?すら考えたことがなく、自分があと5分考えていたら気がつくことができていたことを何度もまわりと話をしていた。
それがどれだけムダな時間を使っていたかわかりました。

ご感想2

文字の単語登録やツールを使うことで、考えることそのものへの時間をできるだけ増やすということに気がつけた。

ご感想3

ツールに任せる部分や工夫をする意図が「考えていること中断しないように書きつづける」ということをにすごく共感できました。

ご感想4

自分が書いていたメールなどが「半年後に読んでもどういう意図で書いていたか?」が分かるか?と言われるとそうでない文章を書いていた事が多く、今後の文章の書き方を変える事ができました・

ご感想5

セミナーでの失敗例などが具体的で、しかも実際に自分が書いている文書で思い当たるものばかりで、それがなぜダメなのか?ということまでがとても良くわかた

ご感想6

文書の作り方が具体的に分かったので、仕事ですぐに使える内容ばかりだった

こういった感想をいただけたのは本当にありがたいことです。

この文書術のセミナーでは、スライド中の例に上げている文章も実際の仕事の中であった事を事例として書かせていただいています。
それをあらためて客観的に見なおすことで「どこがダメだったのか?」がわかると思います。
その上で、何をどのように直していけば「誰がどう見てもそうとしか受け取れない」文書になるのか、ということをお伝えするのが主題です。

セミナーでお伝えしたことを無意識で使えるようになる、には実際の仕事で意識して使い続けて練習をしていただく必要はあるのですが、一度身についてしまえば自由自在につかう事ができるはずです。そうして生まれた時間を「もっと企画そのものを考える」「早く帰る」ことに使ってもらえれば本当に嬉しいです。

来週(平成30年3月17日)は福岡で「誰がどう見てもそうとしか受け取れない文書術」セミナー!

今回の「誰がどう見てもそうとしか受け取れない文書術」ですが、2018年3月17日(土)に福岡で開催される「!important」さんで登壇をさせていただきます。


福岡界隈の皆さま、ぜひお越し下さい!

ご参加いただきましてありがとうございました。

今回のリクリでは50名を超える方々の参加をいただけました。「文書術」というような地味なタイトルであったにもかかわらず、これだけ沢山の方々にお越しいただけたのは本当に感謝しています。

過去リクリさんでは何回か登壇の機会をいただきました。

今回は4年前の再演ということでしたが前回の時とは別の方がいらっしゃられていて、大阪で再演ができた事で新しい方々にお伝えすることができました。

また、田口さんとのトークセッションの時がそうでしたが、「Webディレクション」に関してであれば色々な機会、場所で話をさせていただいております。今後お会いできた際にはお気軽にお声がけいただければ幸甚です!


著者・名村晋治のプロフィール

名村晋治

株式会社サービシンク

代表取締役 / テクニカルディレクター

名村晋治

不動産業界に特化したWebサイト制作・システム開発をおこなうサービシンクでプロデュース、ディレクションからテクニカル・ディレクターまでを担当。
元プロの声優であり、Webディレクターとして22年のキャリアを持つ。
(詳細は下の「詳しいプロフィール」をクリックしてみてください。

Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を毎日コミュニケーションズから出版してます。

詳しいプロフィール

大学二年生の96年からWebの制作集団ネイムヴィレッジを主催。
大学卒業の99年までの間に100社ほどのサイト制作の企画、ディレクション、デザイン、Perlでの開発、マークアップに携わる。
大学卒業と同時に俳優になるために上京し俳優修業開始。
2000年からは俳優修業の傍ら不動産検索サイトHOME'Sを運営している株式会社LIFULL(旧:ネクスト)に合流。
俳優としては、舞台演劇、プロの声優としても活動したが最終的30歳を目前に足を洗う。

2005年に株式会社LIFULLが自社媒体に注力するためSips業から撤退する事をきっかけとして、代表の井上とシェイクハンドをして退社。

2005年から株式会社ソナーに合流し取締役なども歴任し不動産業界のサイト制作のディレクションからフロント実装を担当。

2010年1月12日から株式会社サービシンクを立ち上げ、代表取締役に就任。
不動産業界に特化したサイト制作のアートディレクション~HTML実装設計~システム設計のすべてに携わるジェネラリスト。
基軸としてはクライアントの商売に寄り添うために、徹底的に思考を巡らせるためのディレクションを行う。
Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を毎日コミュニケーションズから出版してます。

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