Webブランディング

「アクションログ」という考え方

本を書いてる前からずっと考えていた事だったのですが、やっと一通り書き上げたので自身の中で解禁って事で[謎]

アクセスログ」って言葉があります。
Webサイト内でのユーザーの行動線や、どこから来たのか?どういった検索キーワードで来たのか?
そういった情報が詰まっている、Web屋にとっては宝の山です。

それはもう何年も前から分かりきっていることですし、その為のツールも高いものから安いものまで、中にはフリーのものまで出回っています。

しかし個人的にはそれが分かったとしてもWebサイトでのブランディングはほぼ間違いなく達成する事は出来ません。
(アクセスログの解析がWebブランディングに直結するのか?って問題は別として)

名村は、サイト制作の与件の中にサービスであったり企業そのもののブランディングがあり、その主眼をWebサイトを通してブランディングを行う場合に大事なのは「ユーザーとの全ての接点で同じレベルのサービス」を提供する事だとクライアントにお伝えしています。

その時実はもっと大事になってくるのは、そのクライアントの自社の中で、ユーザーとリアルなコミュニケーションを取る方
の行動になってきます。

・何らかしらのアクションがあった場合、それへのレスポンスはどれぐらいのタイミングで行っているのか?
・その内容はどういった内容になっているのか?
・メールだった場合、署名といったパーソナルに依存する部分の最低限の企業としての約束はあるのか?

細かいテクニックといか考え方は本の方に書いていますが、そういったユーザーの行動ではなく、自社の方のユーザーとのコミュニケーションアクションの行動記録にこそ、最終的なWebブランディングの鍵があると思っています。

ですので、名村はそういった事を説明するときに


「アクションログ」


という言葉を結構昔から使ってきました。

確かにインターネットのいいところは「ビジネスとパーソナルの間を歩ける事」です。(この詳細はまたいずれ[謎])

しかしブランドを形成する為には、サービスを提供する側は最低限の品質を守り、その企業がユーザーに提供するサービスの与える価値(=約束)に対しての履行を行わなければなりません。

よく言われるブランドプロミスの履行の事です。

その為に必要になってくるモノこそ「アクションログ」だと思います。
これがCRM(Customer Relationship Management:カスタマー・リレーションシップ・マネージメント)の考え方と異なっているのは、ユーザーの事ではなく、自社の事を記録していくという事です。

この点について、現在まだツールらしいツールはありません。
自社の部下や同僚、ひいては上司のユーザーとの接点を記録していくわけですから当たり前といえば当たり前な気もしますが。

でも、Webブランディングを行っていくのであれば、必ず裂けては通れない点だと常に名村は言ってきました。
この事を本当に考え、実践できれば、実はそれほどWebサイトを通じてブランディングを行う事は困難な道のりではありません。

もちろんWebサイトそのもと連動連携していなければ何も意味がないのはもちろんですが。

皆さん、もししっくり来るようであれば、この言葉を使って、クライアントの方のご理解を得てみてくださいね。


著者・名村晋治のプロフィール

名村晋治

株式会社サービシンク

代表取締役 / テクニカルディレクター

名村晋治

不動産業界に特化したWebサイト制作・システム開発をおこなうサービシンクでプロデュース、ディレクションからテクニカル・ディレクターまでを担当。
元プロの声優であり、Webディレクターとして22年のキャリアを持つ。
(詳細は下の「詳しいプロフィール」をクリックしてみてください。

Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を毎日コミュニケーションズから出版してます。

詳しいプロフィール

大学二年生の96年からWebの制作集団ネイムヴィレッジを主催。
大学卒業の99年までの間に100社ほどのサイト制作の企画、ディレクション、デザイン、Perlでの開発、マークアップに携わる。
大学卒業と同時に俳優になるために上京し俳優修業開始。
2000年からは俳優修業の傍ら不動産検索サイトHOME'Sを運営している株式会社LIFULL(旧:ネクスト)に合流。
俳優としては、舞台演劇、プロの声優としても活動したが最終的30歳を目前に足を洗う。

2005年に株式会社LIFULLが自社媒体に注力するためSips業から撤退する事をきっかけとして、代表の井上とシェイクハンドをして退社。

2005年から株式会社ソナーに合流し取締役なども歴任し不動産業界のサイト制作のディレクションからフロント実装を担当。

2010年1月12日から株式会社サービシンクを立ち上げ、代表取締役に就任。
不動産業界に特化したサイト制作のアートディレクション~HTML実装設計~システム設計のすべてに携わるジェネラリスト。
基軸としてはクライアントの商売に寄り添うために、徹底的に思考を巡らせるためのディレクションを行う。
Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を毎日コミュニケーションズから出版してます。

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