Webディレクション

「Web関係者の中でのWeb2.0デバイド」を読んで

Webディレクターにだけではないんだけど、「DESIGN IT! w/LOVE」さんの「Web関係者の中でのWeb2.0デバイド」というエントリーで


(「で、Web 2.0の話題とかに無関心でいられる人が多いというのもWEBデザイナーならではというか」という引用に対してのコメントとして)
加えて、Webデザイナーより、さらに悪いのはWebディレクターではないかと思う。
さらに下記の意見にも、+Webディレクターとしておきたい。

というのを見たので我慢が出来なくて一言(笑)
もちろん氏は、その後に


とはいえ、WebデザイナーやWebディレクターの中にも上記の論にあてはまらない人はいる。
したがって、問題はその数が圧倒的に少ないということだ。

とも書かれているので特定個人をどうこう言っているわけでもないし、普遍的な論として「WebディレクターはWeb2.0の話題に無関心」と定義付けているわけではないのは重々承知の輔、って事で[謎]




まずそもそも論として「Webディレクター」という肩書きの人は「デザイナー」や「エンジニア」「SE」といった枠組み、さらに「コンサル」や「経営者」よりも遥かにやっている事の格差が大きい事があるかと思います。



ディレクションとは何ぞや?ってのはまぁ別の機会にするとして、対クライアントとの為に「ディレクター」職を持っているが、それは会社のなかの職級とは別で、実際はマークアップやコーディングをしている人であったりする場合もあり、下から二番目でも名前に「部長」が入る某国家公務員のそれに近い人も実際居たりする[謎]


それ以外にもいわゆるラインマネージャーやプロジェクトマネージャーといった肩書きの変わりに「Webディレクター」という肩書きを持つ人が居る。



その人たち全員にとって「Web2.0は知りえていなければならないのか?」というと少し疑問が残る。
それよりはスケジュール管理能力と交渉術が抜群に優れていて、そのナレッジを収集する方に時間を割いてもらうことに異議は、少なくとも僕には全くない。




ただ、クライアントに提案をし話をし、社内の人間になんらかしらの啓蒙をするべき人を指して「Webディレクター」といっている(恐らくこれだろうけど)のであれば、それは前述の氏の言葉には激しく賛同。


ただ、「Webディレクター」という十把一絡の表現をしていると、このエントリーだけを検索エンジンから来た人が見た場合、とても勘違いを与えそうな印象を持ったので。

その意味では、ブログはアニメの連続ものではなく、一回一回の映画状態でなければならないのだと思う。
なぜなら、ブログを見に来ている人の多くは「その書いている人」を見に来ているのではなくて、「検索エンジンで引っかかった自分の抱えている問題についての『解答』」を探しに来ているからだ。

Webサイトは巨大な辞書であり巨大なデータベースという側面から、本質的には「ユーザーの問題解決ツール」であると、それはWeb2.0だろうがなんだらろうか少なくとも今は変わらないと思う。

なので、自身が声優業界に居たということで、例えをアニメから持ってくるが、「ルパン三世」の中で次元はクールな役が殆どで、数回に一度おちゃめな役回りがあったりする。
これは続き物だったら許される。

しかし「カリオストロの城」のような映画作品では、その作品中に全部をださなければならない。
これは初めてルパン三世を見た人に対しても分かることが大前提となるので、その役どころをすべて見せなければならないからだ。

だからこそ冒頭のシーンで次元が悪漢のタイヤを打ち抜いた時に必要以上に「やったー」と表現しているのだ[謎]
(その他のルパン三世カリオストロの城の話は・・・まぁ、リアルでお会いしたときにでも聞いてください[謎])


ただ別の意味で激しく同意したのは


もし「仕事が忙しくて書けない」と言い訳をする人がいたら、こう言いたい。
えっ、ブログを書くのも仕事ですよ!
って。

僕は以前ライブドアにて、現在はシックスアパート(だったと思う)に居る某エンジニアの方に「WebディレクターとかWebプロデューサーといっている人間でブログを書いていない人は僕は信用できない」といった言葉を言われたことがある。


個人的な受け取り方は「人に(企画であったり、想いを)伝えなければならない職業の人が自分の言葉で何かを発信することが出来ていない」からだと受け止めています。


これはこの間のパソナテックさんでのセミナーでやっぱり「まずブログを書いてください」というような事を言いましたし、今でもそう思っています。


ただ、当時よりブログ自身の持つ意味は大きく変わりつつあるんだとも思う。

でもその意味とは別で、


だから、仕事が忙しいというのはブログを書かない理由になりえないと思う。
そして、たとえ書いていたとしても「希薄」だったり「陳腐」だったりすれば意味はない。
僕自身、会社のブログだけでなく、このブログも同時に書き始めて「希薄」だったり「陳腐」だったりすることがどれほど無意味かを思い知った。

というのは自分の内容が希薄であるか陳腐であるかの基準は受け取り手にその基準があるので、絶対値がないのでここまで書けるのはよく分からないんだけど、前者は激しく同意。
(ただ、Webサイトは前述の通り、問題解決ツールなので、内容が誰か一人でも、何かしらの問題解決になりえれれば、希薄でも陳腐でもないが、問題解決になりえた絶対人数が多い方が有益だというならば分からなくもない)


Web屋はそれがSEだろうと、デザイナーだろうと、ディレクターだろうと、もっと自分を表現していかなければならいと思う。
もちろんその内容が技術論であろうが、概論であろうが、なんであろうとかまわない。


しかしパーソナルをもっと提供できる手法を持つべきだ。
ただ、切り分けとしてリアルの活動(セミナーや講演など)で自分のパーソナルな部分を表現できている人はそれとは違う側面を提供する意味で本当に日記のようなものをブログで提供しているのはそれはそれでありだと思う[謎]


どちらにしても名村自身はWeb2.0であろうとなかろうと、それがユーザーとクライアントのコミュニケーションを推進できるツールであればなんでもいい訳で、その手法の一つとしてWeb2.0が具体的な何かを提供できるのであれば十分に取り入れるし、そろそろWebディレクター側の人間がツールとしてWeb2.0の技術郡を使える所まで昇華しないとだめなだろうなぁ・・・と思いつつ。

でないと、アメリカではすでにWeb2.0なんて言葉は死語とまで言わなくても日本ほどの加熱を持っていない理由にはならないだろう。
アメリカではこれまでのWeb1.0の次のステップとしてWeb2.0、ということではなく、当たり前の考えとして定着しているのだろうから。

ということで、コメントお待ちしております(笑)


著者・名村晋治のプロフィール

名村晋治

株式会社サービシンク

代表取締役 / テクニカルディレクター

名村晋治

不動産業界に特化したWebサイト制作・システム開発をおこなうサービシンクでプロデュース、ディレクションからテクニカル・ディレクターまでを担当。
元プロの声優であり、Webディレクターとして22年のキャリアを持つ。
(詳細は下の「詳しいプロフィール」をクリックしてみてください。

Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を毎日コミュニケーションズから出版してます。

詳しいプロフィール

大学二年生の96年からWebの制作集団ネイムヴィレッジを主催。
大学卒業の99年までの間に100社ほどのサイト制作の企画、ディレクション、デザイン、Perlでの開発、マークアップに携わる。
大学卒業と同時に俳優になるために上京し俳優修業開始。
2000年からは俳優修業の傍ら不動産検索サイトHOME'Sを運営している株式会社LIFULL(旧:ネクスト)に合流。
俳優としては、舞台演劇、プロの声優としても活動したが最終的30歳を目前に足を洗う。

2005年に株式会社LIFULLが自社媒体に注力するためSips業から撤退する事をきっかけとして、代表の井上とシェイクハンドをして退社。

2005年から株式会社ソナーに合流し取締役なども歴任し不動産業界のサイト制作のディレクションからフロント実装を担当。

2010年1月12日から株式会社サービシンクを立ち上げ、代表取締役に就任。
不動産業界に特化したサイト制作のアートディレクション~HTML実装設計~システム設計のすべてに携わるジェネラリスト。
基軸としてはクライアントの商売に寄り添うために、徹底的に思考を巡らせるためのディレクションを行う。
Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を毎日コミュニケーションズから出版してます。

最新の記事