登美丘高校ダンス部からみたディレクターにも必要な「外連味(けれんみ)」の大切さ
2017年10月22日
2017年の夏にSNSだけでなくニュースなどでも一世を風靡した「<span class="color-blue">大阪府立 登美丘高等学校 ダンス部</span>」のダンスにご多分にもれずハマりました(笑)
登美丘高校さんを最初に知ったのは去年の「ダンススタジアム」の事を取り上げたテレビでした。
その時に「なんだこの子達?!」とホントに度肝を抜かれました。
で、ググってyoutubeみたら、<span class="color-orange">Bonnie Tyle</span>rの往年の名曲“<span class="color-green">Holding Out For A Hero</span>”を曲にしているダンスもありました。
そして、今年ものすごい話題になった「バブル」というテーマのダンスですね。
ですが、個人的には去年の「大阪のおばちゃん」の方が好きだったりします。
この動画自体は恐らく100回近くみていると思います。
もちろんみていて、身体機能の高さや訓練の度合いは目をみはるものがあります。
やっぱりその中で目立つ人がいる
「バブル」の方ではなくて「<span class="color-blue">大阪のおばちゃん</span>」の方が好きだってのもあって、延々みているのもあるのですが、ずっとみていると気がついてきました。
全員確かにキレッキレのダンスです。
でもその中で「キレ」はある上で、更に「目が行ってしまう」人が何人かいるんです。
「<span class="color-blue">大阪のおばちゃん</span>」で名村の目に入ってくるのは、比較的最前列で踊っている「<span class="color-orange">パープルのアフロでピンクのシャツ</span>」の方と、やっぱり比較的前の方にいる「<span class="color-orange">えんじ色のシャツにパーブルのパンツ</span>」のお二人です。
特に「<span class="color-orange">パープルのアフロでピンクのシャツ</span>」の方は、youtubeで見られるこちらの動画の
8分16秒ぐらいから彼女がいる集団がアップになっていたり、それこそ彼女が一瞬アップみたいな瞬間があります。
この時の醸し出している雰囲気がものすごくあるんです。
外連味(けれんみ)を感じる演技
名村が元々演劇をしていたこともあって、頭に浮かんだのが「<span class="color-blue">外連味(けれんみ)</span>のあるダンスやなぁ・・・」ということ。
外連味(けれんみ)の意味
> ハッタリやごまかしを利かせたさまの事を表します。
正しく使うには
> 映画や作品などで、うまい具合に誇張されていたり演出がなされている場合に「ケレン味の利いた作品である」 > > または、そういう要素が無い場合には「ケレン味の無い作品だ」といった風に利用します。 > > どちらかと言えば、作品を褒める場合に使用されることが多い言葉となります。 > > フィクションならではの表現方法や口調、舞台の仕掛けなどが使われている場合はケレン味豊かだ、ということになりますし、逆に現実に即しているとケレン味がない、正統派で落ち着いているということになります。 > > 日常では口にすることのない 「~わよ」「~ですじゃ」等の演技口調もケレン味のひとつ、と言ったところでしょうか。 > > ちなみに漢字では外連味と表記しますが、これは当て字です。
(<a href="http://kotobaknow.com/kerenazi">意例典</a>より)
ダンスとしての表現の豊かさが見るものを惹き付ける
この「<span class="color-blue">外連味</span>」って結構難しくて、誇張が誇張過ぎると「嘘くさい」になってしまうんです。
その為、どのように表現するか?ってのが演者に求められ、その塩梅が「<span class="color-green">役者の上手下手</span>」になってくる部分でもあります。
上手な役者さんは、これはもう感性の部分だったりするので、真似ようと思って真似られるものではありません。
ちょっとズレますが、昔から木村拓哉さんは「<span class="color-orange">あの人は分かってやってるけど、かっこよく見える外連味があるなぁ・・・</span>」とずっと思っていました。
で、登美丘高校さんの先に上げた方のダンスにはこの「<span class="color-blue">外連味</span>」を感じたんです。
眼力、表現の大きさを超えて大きく見える「何か」の部分。
これに人が惹かれてきっと「目が行く」ということにつながるのではないか?と思います。
Webディレクターとしての「外連味」
Webディレクターに大事な要素として、名村は「<span class="color-blue">パーソナリティ</span>」があると思っています。
なぜなら、Webディレクターは「人と人とのハブになる」必要があります。 そのハブになる人に「<span class="color-blue">会っていて</span>」「<span class="color-blue">一緒にいて</span>」「<span class="color-blue">仕事を依頼して</span>」「<span class="color-blue">話しかけるのに</span>」、人間的な魅力がある方であるべきだと信じています。
その時に、自分の能力以上に嘘で塗り固めた大きさを作る必要はないと思います。 しかし、仕事相手が「<span class="color-green">この人と仕事をしたい</span>」と思ってくれるものというのは「何か?」というものは考え抜いた方がいいと思っています。
それには「知識・スキル」もあるでしょう。 名村がやっているWeb制作・ホームページ制作会社である株式会社サービシンクは「不動産業界特化」を銘打っています。 その時名村に「不動産業界の知識」が無かったら相手は信じてくれないでしょう。知識が「ある程度」あっても相手は「普通」としか思ってくれないでしょう。
相手に「信じてもらえ、更にこの人と仕事をしたい」と思ってもらう為には「そこまで押さえていますか?!」と思ってもらえる<span class="color-blue">圧倒的な知識があって初めて「信頼」を得られる</span>と思っています。
一方で「知識・スキル」は仕事人としては当然のことです。 それを持っている事は「大前提」として、更に必要になるのは「<span class="color-blue">パーソナリティ</span>」です。
「物言いが柔らかい」「細かいところに気がつく」そして「こちらと波長があう」というような感覚です。
これは僕はディレクターとしての「外連味」だと思うんです。 Webディレクターとして「うまい具合に誇張されていたり演出がなされている」という事です。
何をもって「外連味」にするのか?
人によって違うと思いますので、名村の<span class="color-blue">外連味</span>を書いておきます。
僕は自分のキャラクターとして「熱い」ではなく「暑苦しい」と思います。恐らく名村のセミナーを受けた方はある程度お分かりいただけると思います。
そしてWebディレクターにとって最大の武器は「言葉」だと思っています。
ではその言葉に、自分の思いをどのように乗せるのか?が大事です。だとしたら「自分が何を思って仕事をしているのか?」という根本がないと何も乗せる事ができません。
名村は根本に「<span class="color-blue">少なくとも名村が大事だと思っているものを、仕事でもセミナーであっても会えた人に、使う使わない・拾う拾わないは別にしても伝えたい</span>」と言うことを考えています。
としたら結果的に「暑苦しく」なっています。
これが苦手でもしかしたら嫌われている人がいるかもしれません。
ですが、さすがに世界中の全員に好かれる・・・というのは思えません。それでも初めて会う人であっても「もしかしたら名村と相性がいいかも?」と思いながら自分をちゃんと出そう、と思っています。
この思いが「<span class="color-blue">外連味</span>」につながっていきます。
登美丘高校の皆さんはきっと「<span class="color-orange">この舞台で自分たちをどのように伝えるのか?</span>」「<span class="color-orange">自分がこのメンバーの一員であろう</span>」を全員が思っているはずです。
仮に「楽しそうだから」という思いで始めたとしても、あの舞台にいる全員が「ワンフォーオール・オールフォーワン」の気持ちを持っているとしか思えないんです。
「思い」は眼に、言葉に、表現に、醸し出すオーラに、必ず現れてくるという事を信じ切っています。
「指導者が良かった」というのもあると思います。
仕事でいえば「上司」かもしれません。
でも最終的に指導者、上司がなし得られる割合なんてたかが知れてるんです。
だって「上司が言った」だけで個々人の能力を引き出せるなんてのは、今の時代ありえないです。
最終的に<span class="color-blue">自分の能力を引き出すのは自分以外にない</span>んです。
何ももって「外連味「とするか?
答えは「Webディレクターとしてどのように生きていくか?」に対して、信じぬける「思い」を持つことです。
その思いは必ず「自分が作っているもの」に乗り移ります。
作っているものに乗り移るだけの思いを持っている人が、仕事をしている相手にその気持ちが伝わらないなんてことないんです。
そしてその思いは必ず「貴方と仕事をしたい」という<span class="color-blue">強烈な付加価値につながっていく</span>と思っています。