Webディレクション

Webサイトにおいて「コンテンツ」をいかに伝えるか?を考えたライティングの必要性

そのライティングは届いていますか?

そのライティングは届いていますか?


昨日の「Hタグなどを随所に織り込む、というテクニックな「SEO」に疑問を感じる?」で結局言いたい事は、このエントリーのことだったりします。


HTMLという言語は、そもそもは「文章の論理構造」を示す事である

というのは、HTMLという言語は、そもそもは「文章の論理構造」を示す事から始まり、それが今のWebの始まりになっています。
にも関わらず、大きな流れという歴史ではテーブルレイアウトの時代の影響が強いと思うのですが「コンテンツそのものの内容を考える」という事にまだまだ無頓着なんだと思います。

紙屋さんの場合には、編集さんもいて、輪転機を実際に回す人、もちろんデザイナもディレクタもいて、そもそもライターという職域が存在している。

でもWebディレクションに関わるWebディレクターはどうしても「ブラウザでみえるものを作りあげる」ためのラインマネジメントを主にしている人が殆どではないでしょうか?

また、Webサイトは、その気になればある程度の規模でも1人でも作れるメディアです。

特に90年代のWebサイト制作の黎明期には、人員的にも職域的にも分業が出来る状態じゃなかったから、必然的に1人でやっちゃうって人が多かった。僕もそうです。

では最近はどうか?と言われても、分業状態はある程度進んだかもしれないけど、現状の多くは「HTMLコーダ(マークアップエンジニア)」「プログラマ」「デザイナ」「企画担当」といった分業が限界ではないでしょうか?

今後の「文書コンテンツ」の見せ方は必ず変わっていく。

今後において「Web用のライティングやWebライター」という職域が必要なのか否か?については議論の余地があるにしても、サイト構成やコンテンツを考えた上で「文章の見せ方」というのは確実に変わっていくはずだとと思う。

そして、本来「最初に考えるべきSEO」というのは、この「サイトとしてのコンテンツの見せ方・読ませ方」を前提にすべきなのではないか、と思う訳です。


「紙やテレビ・ラジオのメディア」といった旧来の4マスと比べた時、「Webサイト」には大きく違う側面、つまり「Webサイトはそれ自体には告知機能を持たない」以上、エンドユーザのニーズとWebで掲載するもののシーズをマッチングさせたライティングがなければ、Webサイトは「ユーザの問題解決の手段」の提供には繋がらないと、日々考えています。


先日のアックゼロヨンにいらしていたSEOソリューションズの住さんのところではライティングの部門がある、というのはきっとそういう事があるからだと思っていました。


単にテキスト情報といっても、カタログで使用されるようなものと、何かを説明するためのものでは大きく異なります。作成に特殊な能力が必要とされる訳ではないとは思いますが、それでも何らかの訓練は必要です。また、アクセシビリティの実現という観点からも、今後はテキストの扱いがより重要になってくると思うのです。内容を伴ったアクセシビリティを実現するためは、媒体や表現手法にあわせたテキストのコントロールが必要になりますが、テキスト情報の扱いに精通した人材がいなければ、このようなコントロールは期待すべくもありません。

情報大工のひとりごとより

上記でも書かれていますが、やっぱり媒体、僕はWebの世界にいるのでその業界に、って事になりますが、Webに沿ったライティングというものは確実に存在するはずです。

5月ごろ発売のWebDesigningでも確かそんな特集があったようなきがします。
あとMixiで現在ファッション誌『VOGUE』の編集長さんは、Webのリソースについて、


「これだけ情報があるのに、ただ情報があるだけでストーリーがない!」

とおっしゃっていたそうです。

こういう分業化していったものをコントロールしたり、そもそも(効率やクォリティをあげて、コスト計算の採算が取れる)分業化を進めていくのもWebディレクションを行う人には必要なのでしょう。


著者・名村晋治のプロフィール

名村晋治

株式会社サービシンク

代表取締役 / テクニカルディレクター

名村晋治

不動産業界に特化したWebサイト制作・システム開発をおこなうサービシンクでプロデュース、ディレクションからテクニカル・ディレクターまでを担当。
元プロの声優であり、Webディレクターとして22年のキャリアを持つ。
(詳細は下の「詳しいプロフィール」をクリックしてみてください。

Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を毎日コミュニケーションズから出版してます。

詳しいプロフィール

大学二年生の96年からWebの制作集団ネイムヴィレッジを主催。
大学卒業の99年までの間に100社ほどのサイト制作の企画、ディレクション、デザイン、Perlでの開発、マークアップに携わる。
大学卒業と同時に俳優になるために上京し俳優修業開始。
2000年からは俳優修業の傍ら不動産検索サイトHOME'Sを運営している株式会社LIFULL(旧:ネクスト)に合流。
俳優としては、舞台演劇、プロの声優としても活動したが最終的30歳を目前に足を洗う。

2005年に株式会社LIFULLが自社媒体に注力するためSips業から撤退する事をきっかけとして、代表の井上とシェイクハンドをして退社。

2005年から株式会社ソナーに合流し取締役なども歴任し不動産業界のサイト制作のディレクションからフロント実装を担当。

2010年1月12日から株式会社サービシンクを立ち上げ、代表取締役に就任。
不動産業界に特化したサイト制作のアートディレクション~HTML実装設計~システム設計のすべてに携わるジェネラリスト。
基軸としてはクライアントの商売に寄り添うために、徹底的に思考を巡らせるためのディレクションを行う。
Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を毎日コミュニケーションズから出版してます。

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