仕事の雑感

a-blog cmsをMAMP(1.9.4)でローカルにインストールする時にはまった事

昨夜連休だという事もあって、新しいマシンにしてから触っていなかったa-blog cmsをMacのローカルにインストールをしてみようとしました。

参考にしたのは、


MAMPを使ってa-blog cmsをローカル環境で動作させる


<a rel="external" href="http://www.a-blogcms.jp/support/tutorial/local/mamp.html">http://www.a-blogcms.jp/support/tutorial/local/mamp.html</a>

この通りにやっていけば、基本的には問題ないです。
去年僕もその通りにしてローカルにインストールをしていたので。

ただ、MAMP自体が上のエントリー方法のタイミングからアップデートをしていた為に、一部はまった所があったので、備忘録としてエントリーしておきたいと思います。

ということで、このブログのエントリーは、MAMPのバージョンが1.9.4のバージョンにおいて、の備忘録となります。


チュートリアルから変わっていた所1


MAMPのバージョンアップに伴ってphpのバージョンの選択肢そのものが変わっていました。

以前はphp4とphp5の選択肢だったのですが、現在は「5.2.13」「5.3.2」の選択肢となっていました。


MAMPのPHPのバージョン選択画面

MAMPのPHPのバージョン選択画面


ここで最初名村は最新版の「5.3.2」のバージョンを選んでいたのですが、上の解説ページにあるphp.iniへのionCubeローダーの読み込みの記述を追加する部分で問題がでていました。

a-blog cmsではphp.iniに対してionCubeローダーの読み込みを「zend_extension」という記述で指定するのですが、MAMPの1.9.4のバージョンでは、 php5.3.2を選択すると、画面の機能拡張の「Zend Optimaizer」が、そもそも本家が5.3系に対応していないからだと思いますが、利用出来ません。

プログラムのことを良く理解していないのでアレですが、その関係からか、php5.3.2を選択した場合にはionCubeローダーを読み込ませる事が名村は出来ず、インストール画面を展開する事が出来ず、インストール画面を立ち上げようとしたら、画面が開かないか、MAMPでApacheを再起動させようとしても立ち上がらないかのどちらかになり、動かす事ができませんでした。

ということで、MAMP1.9.4のバージョンでは、phpの選択は「5.2.13」と5.2系を選び、「Zend Optimizer」のチェックをいれ、キャッシュは「--」の選択をした状態にしました。


チュートリアルから変わってた所2


で、次にphp.iniを見たのですが、そもそもphp.iniのある場所がMAMP1.9.4では変わっていました。
phpの4か5かという違いではなく、5.2系か5.3系かの選択肢になっているので、当然、フォルダ構成も、


フォルダ構成

フォルダ構成


となっていました。
ということで、php5.2のフォルダの中のphp.iniに対して、追加記述をするのですが、その記述も、


追加記述

追加記述


追加するフォルダのパスを各必要があるのですが、チュートリアルでは


「zend_extension=/Applications/MAMP/bin/php5/zend/lib/ZendExtensionManager.so」

となっていた「/php5/」の部分を、


「zend_extension=/Applications/MAMP/bin/php5.2/zend/lib/ZendExtensionManager.so」

という「/php5.2/」という記述に変えて追記をしました。

これ以外はチュートリアルの通りに実行をすれば問題無くローカルで動かす事が出来ました。

これからインストールをしていくのですが、サーバ周りの環境は刻々と変わるので、チュートリアル系の更新は本当に大変だと思います。

恐らくまた本家のチュートリアルも変わっていくと思いますので、それまでの間の一助になればと思ってます。

(本家にはそれはそれでこの後ご連絡をさせていただくつもりです。別にこっそりとか、更新されていないことをどうこうって訳ではなくて、MTやWPだって本家のどうしても追いつかない更新はユーザ側がガンガン情報を提供しているって流れもあるので、ご容赦いただければと思ってます>アップルップルさま)

ということで、MAMPのバージョンアップに伴うa-blog cmsのローカルインストールに関する備忘録でした。


名村晋治のプロフィール

Webディレクター 名村晋治

株式会社サービシンク

代表取締役 / テクニカルディレクター

名村晋治

1996年よりWeb制作に携わり、キャリア28年目のWebディレクター

2010年に不動産業界特化のWeb制作会社「サービシンク」を設立して、今も現場でディレクターとしてPMをしています。

詳しいプロフィール

大学在学中の1996年「Web制作集団ネイムヴィレッジ」を設立し100社を超えるサイト制作の企画、ディレクション、デザイン、マークアップ、システム開発に携わる。

2000年不動産検索サイトHOME'Sを運営している株式会社LIFULL(旧:ネクスト)に合流。
2005年からは都内のWeb制作会社に合流し取締役を歴任。同社ではフロント実装からディレクションまでを担当。

2010年東京のWeb制作会社・ホームページ制作会社、株式会社サービシンクを立ち上げる。 不動産業界に特化したサイト制作の、アートディレクション~HTML実装設計~システム設計のすべてに携わるジェネラリスト。基軸としてはクライアントの商売に寄り添う為に、徹底的に思考を巡らせる為のディレクションを行う。

Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を「マイナビ出版」から出版。

2000年から「Webディレクター育成講座」を独自開催し、40時間のカリキュラムを通し「仕事を回す事ができる」Webディレクター育成手法には定評があり。
首都圏のみならず地方でも講座実施、参加者は延べ700人を超える。 もう一つのキャリアとしてプロとして舞台俳優、声優。 1996年から養成所に通い始め2004年に廃業するまでの間はWebディレクターと二足のわらじでの活動。

俳優としては、東京の小劇場でシェイクスピアやマリヴォーといった古典を中心に舞台に出演、また声優としては大きく活躍できる程ではありませんでしたが、NHK海外ドラマや、洋画等、ゲームでの声優を行っていました。

最新の記事

Webディレクター育成講座

900人が受講をし、28年のキャリアを学べる『Webディレクター育成講座』