プロデュース

気が付かれないサービスの気遣い

Webブランディングの入門教科書」の方でも書いていますが、アイデアの出し方というか、つっこみの入れ方でちょっと気が付いた点をちょっと。

昨日ある高級系のコーヒーショップに行ったんですが、店舗内をぐるぐる見回していました。

その時にふと目に付いたものの一つがこちらです。


携帯なので、ちょっと画像が荒いので申し訳ないのですが、店員さんが作ってくれたコーヒーに砂糖やミルクを入れる為の場所ですね。

ここなんですが、ふと「あの(ミルクとかを入れる部分は)元から斜めに立てかけられる容器なのかな?」ということが目に付きました。

確かに平置きされるよりも斜めに立てかけている方がユーザーは取りやすくなるはずです。

でも実際に近くによって見ると、この入れ物自体は平置き用だったのを起こして斜めにしている訳です。

これって、多分店の方の「どうすれば取りやすくなるだろう?」って思考があったからこそ生まれたものだと思うんですね。

確かにこの「斜めにする」って事だけでどれぐらい売り上げが上がるのか?といわれると直接はあがらないかもしれません。

でもリアルの店舗で大事なのは「なんとなくサービスがいい」という感じを持ってもらうことだと思っています。
その時にユーザーの導線の中に沢山ある「つまづきポイント」をできるだけ先読みして、先に手を差し伸べてあげる事で、「なんとなく気分がいい」を提供していけるようになります。

もう一つは、


トイレのドアの表記なのですが、言われれば当たり前ですが、

「Women/Men」

と、「レディーファースト」で書かれている訳です。
これって当たり前すぎて気が付かないのかもしれないのですが、やっぱり「なんとなく」を提供する上でものすごく大事な事な訳です。

こういった細かい部分を徹底してプロデュースしていくことで、ユーザーへの「安心」「信頼」といった「いい体験」を提供していくことができるようになっていくと思っています。

そしてその結果が「ブランディング」に繋がっていくんだと思いました。


参考図書


サービスが感動に変わる時(渡辺美樹)

著者・名村晋治のプロフィール

名村晋治

株式会社サービシンク

代表取締役 / テクニカルディレクター

名村晋治

不動産業界に特化したWebサイト制作・システム開発をおこなうサービシンクでプロデュース、ディレクションからテクニカル・ディレクターまでを担当。
元プロの声優であり、Webディレクターとして22年のキャリアを持つ。
(詳細は下の「詳しいプロフィール」をクリックしてみてください。

Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を毎日コミュニケーションズから出版してます。

詳しいプロフィール

大学二年生の96年からWebの制作集団ネイムヴィレッジを主催。
大学卒業の99年までの間に100社ほどのサイト制作の企画、ディレクション、デザイン、Perlでの開発、マークアップに携わる。
大学卒業と同時に俳優になるために上京し俳優修業開始。
2000年からは俳優修業の傍ら不動産検索サイトHOME'Sを運営している株式会社LIFULL(旧:ネクスト)に合流。
俳優としては、舞台演劇、プロの声優としても活動したが最終的30歳を目前に足を洗う。

2005年に株式会社LIFULLが自社媒体に注力するためSips業から撤退する事をきっかけとして、代表の井上とシェイクハンドをして退社。

2005年から株式会社ソナーに合流し取締役なども歴任し不動産業界のサイト制作のディレクションからフロント実装を担当。

2010年1月12日から株式会社サービシンクを立ち上げ、代表取締役に就任。
不動産業界に特化したサイト制作のアートディレクション~HTML実装設計~システム設計のすべてに携わるジェネラリスト。
基軸としてはクライアントの商売に寄り添うために、徹底的に思考を巡らせるためのディレクションを行う。
Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を毎日コミュニケーションズから出版してます。

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