セミナー

「朝までディレクションとか」に登壇させていただきました

#朝までディレクションとか

#朝までディレクションとか


2024年6月14日(金)21時〜29時(=15日朝5時)のど深夜に開催された「朝までディレクションとか」に登壇をさせていただきました。

22名のWebディレクターの集まるお祭り

この「朝までディレクションとか」は総勢22名のWebディレクターが集まったイベントでした。なかなかこれだけの数のディレクターばっかりが集まってセミナーをするとかってのは聞いたことがないので、

イベント概要

「プロジェクトマネジメント(進行管理)、コンテンツプランニング(企画設計)、コミュニケーション(対人折衝)にわたるクリエイティブワークにおける『ディレクション』をテーマに23人の現役ディレクターが、持ち時間10分で話します。
「当日の視聴は無料」スタイルで開催しますが、アーカイブチケット購入やサブスク登録でサポートくださいますと助かります!」

出演者さま一覧

  • 川口 智士/ZIZO @kawaguchi3104
  • 田口 真行/エンタミナ @webdirection
  • 池宮 愛児/ディーゼロ @aiji
  • 井登 友一/インフォバーン @naadam
  • 金子 大地/JBN @daichikanekoda
  • 後藤 誠/CODE54 @gmakoto
  • 大串 肇/mgn @megane9988
  • 待島 亘/Gear8 @wattlaa
  • 阿部 文人/necco @abefumito
  • ムラマツヒデキ/クオートワークス @muuuuu_chang
  • 松尾 茂起/ウェブライダー @seokyoto
  • 野澤 美子/コンセント
  • 中岡 慎介/コンセント
  • タケ/ @takelogtake
  • 益子 貴寛/まぼろし @takahiromashiko
  • 長谷川 広武(ハム)/HAMWORKS @h2ham
  • 金子 夕紀/アンティー・ファクトリー
  • D子/エンタミナ @newbie_newdire
  • 山本 純一/DMM.com
  • 民野 翔吾/エムハンド @Shogo_Tamino
  • 名村 晋治/サービシンク @yakumo
  • 宗安 沙希恵/モチヤ @sakie_boondock
  • 西 真如美/LINICA

登壇者のご紹介と演目概要のご紹介動画

出演者方々の登壇時間と演目概要は下記の動画できれいに御紹介をされていました。

この様に多くの方々が登壇される中で今もお声がけ頂けるのは本当に嬉しい限りです。

ひとり持ち時間10分のタイムトライアル

この「朝まで〜」シリーズは他にイラストレーターやFigmaをテーマとしても開催をされているのですが、今回そのディレクターバージョンということでした。一人持ち時間は「10分」!
この10分ってライトニングトーク的な時間で、一回でも何かミスしたら取り返しがつかなくなるので、実はものすごいプレッシャーでした。個人的には1時間とか4時間と8時間とかみたいな長いバージョンだといくらでも途中で調整ができるので、気が楽だったりします。

また、10分って抽象度が高い話をすると聞いていた方は「で、さっきの話は何を言いたかったの?」となってしまとおもっていました。それは理解をしているのですが、あまりにも解像度が高い話になると「それってそのケースだけでしか使えない話でしょ?」となってしまいます。

参加される皆さんにとって「ああ、そうか、使える!」と思ってもらえる話にするのって意外と難しくて、ネタ選びにものすごい思案したのが今回の登壇でした。

それともう一つあったのが登壇者の方が多いので他の21名の方と話す内容が「被らないようにする」ことでした。当たり前ですが「全員揃って全員が異なる話題にする」とか会議やってできる話ではないわけです。しかしこれを主宰の方が「貴方はこのテーマね」みたいなのはもっと無理です。ということで、実は全員が空気を読んでテーマを決めていきました。

一応もう良いキャリアなので、皆さんのがある程度でたあとに被らないようなもの…という流れで決めたのですが、我ながらニッチなテーマだったと思います。ということで話をしたのはこんな内容でした。

テーマ「現場で言われるこの一言、ディレクターならどう切り返す?」

Webディレクターは、さまざまな職種や職域の方々と話しをして、コミュニケーションハブの役割を担います。しかし、プロジェクトを進めると、それぞれの立場から異なる要求が出てきて、ディレクターが右往左往してしまうこともあります。

29年間ディレクターを務め、現在も数万円から億単位のプロジェクトを手がける名村が、現場でよく直面する「え?」「いや、それを言われても…」「や、やばい…」といった内心冷や汗をかくような台詞への対応集をお伝えします。

このセッションでは、そのエッセンスを汲み取り、皆さんの案件で「プロジェクト成功のため」の回答を作り上げるヒントを提供します。

最初は「この企画無理じゃない?」と思っていた(笑)

僕は過去ディレクターに関するセミナーには多く登壇させていただいたと思います。ただ、ディレクターのセミナーって「CSSの実装方法」「HTMLの新しい仕様」「Webアクセシビリティについて」というような実装とかに関わるテーマと比べると、明らかに受講をいただける人数が減るんです…

理由はなんとなくあって、

  1. ディレクターの方は忙しくてそもそもセミナーに行けない
  2. ディレクターのためのノウハウ・Tipsは汎用性が低く、明日の仕事に行かせない
  3. 汎用性が高い=抽象度が高いとなりがちで、汎用性をあげると「何言ってるか分からない」となる

のケースが比較的多い用に感じています。それもあって最初に企画自体をする・しない的なお声がけをいただいた時には「人が集まらないのでは…?」と実は思っていました。

それがまさかあんなに多くの方が深夜というか早朝にまで視聴をいただけるとは思ってもみませんでした。(後述)

テーマソングがある…だと?!

今回のこの企画ではなんとWebのセミナーイベントですが「テーマソング」があります。

こちらのテーマソングは「ビジネスラッパー ロックオン柳田」さんによるものです。リンク先をみていただければ分かるのですが、この「朝まで〜」シリーズに属しているテーマソングをいくつも手掛けてらっしゃいます。

まさか自分が登壇する一夜限りのセミナー・イベントでテーマソングがあるものに出演する日がくるとは思いませんでした(笑) そしてすごいカッコいいのですが……すっごい耳に残ります(笑)

当日はこの曲の始まりが出演開始のジングルになっていましたので、視聴されていた皆さんも耳に馴染んでいることだと思います。

名村にしては珍しく即応的な内容でした

前述した名村の登壇テーマですが、僕にしては珍しく即物的な内容だったと思っています。個人的には「聞いた話を持ち帰って使える」ようなものにしたいと思っています。今回の内容がそういったものになっていればいいのですが、最後の最後まで不安が多かったテーマでした。

朝の3時代に10,000人もの視聴、ありがとうございました!

その様に不安も大きかったのですが、なんと朝3時過ぎの登壇時の視聴者数が10,000人オーバーでした。登壇時間まで寝ないように…とは思っていましたが、流石にその頃には数百人とかになってて、みんなアーカイブで見るでしょ?と思っていたら、オープニングで田口さんから「まだまだ10,000人の視聴がありますよ!」と煽られるという(笑)

Xでもコメントを頂けました。

というコメントをいただけたので、溜飲の下がる思いでした。たかが10分、されど10分…。「名村だからできた」ではなく、できれば皆さんにとって仕事で役に立つ内容をお伝えしたかったのですが、そう感じて頂けたなら嬉しいです。

Xのコメント以外ではポッドキャスト「Webディレクションやってますラジオ」側にも沢山のコメントをいただけました。


今後もいろいろな登壇の機会をいただける限り、今までやってきたことを皆さんにお伝えしてければと思います。

ご参加をいただきましたみなさま、ありがとうございました。


名村晋治のプロフィール

Webディレクター 名村晋治

株式会社サービシンク

代表取締役 / テクニカルディレクター

名村晋治

1996年よりWeb制作に携わり、キャリア30年目のWebディレクター

2010年に不動産業界特化のWeb制作会社「サービシンク」を設立して、今も現場でディレクターとしてPMをしています。

詳しいプロフィール

大学在学中の1996年「Web制作集団ネイムヴィレッジ」を設立し100社を超えるサイト制作の企画、ディレクション、デザイン、マークアップ、システム開発に携わる。

2000年不動産検索サイトHOME'Sを運営している株式会社LIFULL(旧:ネクスト)に合流。
2005年からは都内のWeb制作会社に合流し取締役を歴任。同社ではフロント実装からディレクションまでを担当。

2010年東京のWeb制作会社・ホームページ制作会社、株式会社サービシンクを立ち上げる。 不動産業界に特化したサイト制作の、アートディレクション~HTML実装設計~システム設計のすべてに携わるジェネラリスト。基軸としてはクライアントの商売に寄り添う為に、徹底的に思考を巡らせる為のディレクションを行う。

Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を「マイナビ出版」から出版。

2000年から「Webディレクター育成講座」を独自開催し、40時間のカリキュラムを通し「仕事を回す事ができる」Webディレクター育成手法には定評があり。
首都圏のみならず地方でも講座実施、参加者は延べ700人を超える。 もう一つのキャリアとしてプロとして舞台俳優、声優。 1996年から養成所に通い始め2004年に廃業するまでの間はWebディレクターと二足のわらじでの活動。

俳優としては、東京の小劇場でシェイクスピアやマリヴォーといった古典を中心に舞台に出演、また声優としては大きく活躍できる程ではありませんでしたが、NHK海外ドラマや、洋画等、ゲームでの声優を行っていました。

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