セミナーをしていて気をつけている事
2006年12月31日
今日は先日セミナーを付けていた感じたことをちょっと。
まず内容自体の善し悪しをどうこう、っていうのはもちろんの事なので、敢えてその部分は書きません。
そもそも内容は受け取り側のニーズやフェーズによっても変わってくる訳ですから、一概に話し手だけの問題ではないとも思いますし、もちろん募集の段階で過大広告にならないってのはユーザーに判断を間違わせないようにするって意味では、大事は大事かとおもいますけども。
今日の話はそれとは全然別な、「べしゃり」の部分。
名村は自身が一応役者とか声優とかをやっていたので、自分のトークが上手か下手かはともかく、話言葉には多少なりとも敏感な方だと思います。
で、セミナーを比較的に良く受けるようにしているかとは思いますが、日本人はそもそもが人前で話すのが下手な人種なのか、内容はすっごく良い事を言っているのに、セミナーで「聞いているだけで楽しい」というのはどちらかといえば少ないのかなぁ、と思っています。
まずセミナーを聴いていて上手だなぁと個人的に思っているのは、鷹野さん[誰]とか生田さん[誰]とか。
このお二人は間違いなく抜群に上手だと思います。
聞いている内容が3倍ぐらい面白く聞こえてきます(笑)
要はそのセミナーが「エンターテイメント」であるかどうか?ってところかなぁと思っているんですが、これって考えて身に「つけられる」ものだし、準備もできるものだと思っています。
もし「セミナー」を開催していく人は(要望されたとしても)、トータルパッケージとして自分のしゃべりを研究するべきだとも感じていたりします。
で、そのセミナーの中で個人的に大事に考えているのは「緩急」と「笑い」を入れられるか、って事です。
緩急ってのは実はものすごーーーーーく大事で、笑いはともかく、これを意識するだけで聞いている方は、圧倒的に聞きやすくなります。
逆に圧倒的に眠たくなるのは、一定の速度、一定の音で話をされる事。
これは聞いている方は本当に辛くなってきます。
緊張していたりすると、話す事だけで一杯になってしまい、そういった時によく陥りがちです。
眠たくなると、どんなに良い事を話ししてくれていても、聞いていられなくなるので本当に勿体ないと思いますし、プレゼンターとしては、聞きにきてくれた方をそうさせないだけの自負は持たないと行けないんだと思います。
だって、最終的には来てくれている方はお客様な訳で、金銭を授受していようとしまいと、その人の「時間」を貰っている訳で、だとしたらナムラの良く言っている意味での「サービス」は提供しないといけないと思う訳です。
そして、緩急を意識しだすと自分一人でやりつづけるのって結構大変なのが分かってきます。
で、どうするのか?
ここで「お客さんをいじる」訳です。
名村のセミナーを受けた事がある方は分かるかと思いますが、お客さんに話しを振ります。
箱が100人から200人ぐらいになっても振ります(笑)
そうするとある程度ですが、お客さんとの間に1対1感が生まれる訳ですよ。
そうなると、だんだん聞いてくれてる感が強くなってきますし、一瞬流れが変わるので、眠たくなっている方を起こす事が出来ます(笑)
後は出来るだけ三枚目的な笑いを入れるようにしてます。
ドジ話しとか、みんなそうだよね、的な話しですね。
こういった事を気をつけているだけで、話しって全然変わってくると思いますよ。
ここをご覧になっている方で、もしこれからセミナーをされる方が居たらご参考になればと思いまして(謎)