12月13日に「神戸ITフェスティバル 2013」に「ディレクター」講師で出演させていただきます。
2013年11月19日
一般的なセミナーの講師をさせていただくのはめっきり久しぶりになるのですが、2013年12月13日に兵庫県の神戸市で開催される「神戸ITフェスティバル 2013」に出演させていただくことになりました。
<a href="http://kobe-it-fes.org/kif/">神戸ITフェスティバル 2013</a>
神戸ITフェスティバルについて
神戸ITフェスティバルは地域とITを結ぶ、神戸で最大のITのお祭りです。
IT業界の方も、もっとITを活用したい!という方も、一緒に楽しみながら、ITという「道具」を切り口に様々な課題の解決や、地域の未来を考える機会を提供しています。
昨年度(第2回)は1600名を超える方にご来場頂きました。
第3回となる今回は、会場も趣も一新して12月13日(金)・14日(土)に開催します。
神戸ITフェスティバル2013開催概要
今年のテーマは「自慢したくなるスゴい IT」
今や、どんな立場の人でも少なからず恩恵にあずかっている「IT」。
しかし、「IT」が得意と言われる人はむしろ少数派で、聞くだけで苦手意識が出てしまう方のほうが多いのではないでしょうか?
ITに携わる私たちは、この心のハードルを下げることによって魅力ある情報が発信され、生活がより便利になり街が活性化するステキな未来を創ることができると信じています。
よくITは「形がない」「解らない」と言われますが、「こんなスゴいものを見た!」「こんなことが出来るらしい!」(実は、ITの力でね!)という人に伝えたくなる体験を通して、知っている人から知らない人へ、楽しさの形でITが伝わってほしいという想いをテーマに掲げました。
当日は心を動かすセミナー、視覚的にも面白い展示、体験型のイベントなど「スゴいIT」が多数登場する予定です。
テーマが「自慢したくなるスゴい IT」ということなのですが、名村のトラックがそこまで「自慢したくなる」ほどスゴく出来るのかは不安もあるのですが、頑張らせていただきます。
名村のテーマは、
<a href="http://kobe-it-fes.org/kif2013/seminar/entry-29.html">ディレクターとして意識スべき「誰がどうみてもそうとしか受け取れない文書」術</a>
とさせていただいています。
これは特にWeb制作・ホームページ制作会社である株式会社サービシンクになり、Webディレクションの現場だけではなく、いろいろな点でドキュメンテーションとか話をしたりする中で「受け取られ方が違う」とか「人によって受け取り方の幅が出ている」ということの弊害を痛感してきました。
(もちろん過去にもあったのですが、現在ほど責任が極大化していた訳ではないので、薄い実感はあったもののなんとかなっていた、というのが正直なところ)
そういった経験から過去を振り返り、自分のメールの書き方を振り返り、プロジェクトメンバーへの「ほうれんそう」の方法を振り返り、要件定義書を振り返っていく中で、
- こういう書き方をしているから、曖昧な文書になる。
- これを言わないから、何を話しているのかわからなくなる。
- これが足りないから、相手は不安に思う。
- 文章が長くなってしまうのは、省いているのではなく、冗長なだけだった。
といったことが少しずつ体感でき、それらを極力しない文書術が自分なりに出来てきました。
Webディレクションをおこなっていく上で、Webディレクターは判断・決定・連絡をしていかなくてはなりません。
その連絡の時に「あっ、それは実はそういう意味ではなくて」「あっ、そこ書ききれてなかったんだけど・・・」「作業してもらって悪いんだけど、あとあそこも修正があったんだよね」といったことをしないためにも、どういう文書をかき、それはどういう思考の元にできていくのか?という内容を1時間、お伝えしたいと思っています。
個人的に2013年の「Webディレクター養成」に関する一番熱いテーマ
この「誰がみてもそうとしか受け取れない文書」というのは、ここしばらく、特に2013年においては、名村にとって各地でさせていただいている「Webディレクター養成」に関して、一番熱いテーマだったりします。
弊社では電話はもちろん使っていますが、プロジェクト管理ツールとしてBacklogやTracを使ったりしています。
そうなると必然的に「文字ベースで依頼や返答」をすることとなります。
また、あるテーマの「背景」や「事情」を完全に理解をしていない人がみたり、そのテーマ自体が終わってしばらく時間が経過し記憶からも薄れた時にみる、ということもありえます。
その時にまで思いを馳せていられるか?ということがテーマの一つでもあったりします。
文書は「いつ」読まれるか分からないからこそ、誠実に書く。
文書は「いつ」読まれるか分かりません。
しかし「いつ誰が読んでも分かる」文書であれば、それは一過性の「ほうれんそう」のためのやりとりではなく、「知のナレッジ」として溜まっていくことになります。
名村が(結構ズタボロになりながら)書けるようになったブロジェクトの仕様書や要件定義書、開発概要設計書は、社内のBacklogやTracの中で、
あとで見返しても、意味が分かる。
情報となり、どんどん有益な情報となっていっているのを日々痛感しています。
そういった「Webディレクション」においてはすごく「地味」に見えるかもしれないですけど、一度身に付ければ「一生もの」になりえると思う内容、お伝えできればと思っています。
はじめての地元「神戸」での講師
名村は今回の開催地の「神戸」の出身です。
ということもあり、今回のセミナーは思いの外思い入れも強いのも正直なところで、開催日に会場にお越しいただける方々にお会いできるのをとても楽しみにしています!