「だから、Webディレクターはやめられない」の島元さんの「できるWebディレクター育成講座」
2008年09月29日
最近外にほとんど出ていなかったこともあり、あちこち勉強に出るようにしています。
先週の土曜に、水道橋にあるm-Schoolで開講された、「できるWebディレクター育成講座」に行ってきました。
この講座を選んだ理由はもちろん、講師がかの「Webディレクター」という言葉を世のスタンダードにした(と思っている)本、「だから、Webディレクターはやめられない」や、「Webディレクター::blog」で有名な島元 大輔(しまもと だいすけ)さんだったからです!
島元さんは、2003年ごろのブログからずっと追いかけてきていて、自分がディレクションを行っている上でも、それまで何年かかけてやってきたことを確認させてもらったり、似たところがあったり、大いに勉強をさせてもらうところがあったりということで、個人的にはものすごく影響のあった方の一人です。
以前に一度お会いしたことがあったのですが、今回やっとタイミングがあい、セミナーに行くことができました。
現在のWebサイト(ホームページ)は、以前に比べ飛躍的に規模が大きくなってきました。そのため、関連するスタッフは多くなり、プロジェクト全体を取りしきるWebディレクターの重要度が高まってきました。
作業を的確に進めるためにはWebディレクターの担う役割は大きく、成功の鍵を握るキーマンといっても過言ではありません。しかしながら、まだ歴史の浅いこの業界では、「Webディレクター業の手法」が確立されていないのが現状です。
概要としては、上記のような問題点を解決する方法としての、ディレクションワークについての講座となります。
確か2000年ごろだったと思いますが、名村自身もものすごくあちこちから「仕事を回せる人はいないのか?」って事を言われました。
そんな要望もあったので、「Webプロデューサー養成講座」で40時間ぐらいのセミナーにして(笑)やったりしていたのですが、島元さんは、ディレクションの重要性を世に発信した方の第一人者ではないでしょうか。
この講座では、もちろんアジェンダもあったのですが、実際には、
- 案件の進行の節々で絶対に起こる問題とその解決・改善方法。
- その目の前の案件で本質を捕えるということ。
- アイディアというものはどういうことなのか?
といったことを経験や手法を含めて教えてもらえるものでした。
講座のみのスライド資料では、これまで島元さんが実際に使ってらっしゃった資料なども(案件名は伏せていますが)見ることができました。
その中で、興味深かったのは、
- これを押さえておけば7割は終わりの4カ条
- 細かく決めれば決めるほど、考えることをやめてしまう
- ニーズとシーズ
- アップセルとクロスセルの考え方
- 資料の為の資料つくりにならないようにする考え方
について教えてもらえたこと。
もちろんそれを断片的に考えてはいましたが、明文化していただけたように思います。
こういった形でご自身の経験を通して、「困った経験」を共有させていただけるのはセミナーならでは、だと思います。
今回は受講者が少なかった為、かなり個人的に感じていたことも質問をさせていただけ、4時間のセミナーでは、かなり濃い状態でした。
これからWebディレクターの業務を考えている方は、次回はいつになるのかまだ分かりませんが、ぜひ受講をお勧めいたしますよ!