プロフェッショナルとジェネラリスト

2008年03月21日 仕事の雑感

さっきアップしたみたいに、しばらくかなりダウナーな状態だったのもあって、いろいろと自分の今のレイヤーの事を考えたりしていました。
その中で、結構きっかけになっているのは、先日の日本Web協会で森田雄氏が言っていた「自分にしかできないことをする」って言葉でした。
最近自分の職域とかスキルの部分を考えるのですが、その中でその「自分にしかできないこと」って何だろうってことです。


名村は以前から独立をするなら「金勘定」ができる人がサポートにいないと無理だと思っていました。
これは別に一人で、経理業務をする時間あるない、って話ではなくて、決算書見たり数字を考えるのはもちろんしますし、できますが、そこは自分の領分ではないのかなぁ、と漠然と思うのです。

その業務をガシガシやっていないとか、経験が少ないからという理由ももちろんありますが、単体プロジェクトではなく、事業レベルでの数字を追いかけている時のパフォーマンスはやっぱり悪いなぁ、と思う訳です。

それをサポートしてくれる人がいない、というのが独立(=起業の意味で)しない理由だったりもしています。

ちょっと余談になってきたので、本筋に話を戻しまして、では、「造る側」としてはどうなのか?と自問してみると、やっぱりこれまた中途半端なのかなぁ、と思います。

デザインも多少できれば、HTMLを弄ることもできますし、PHPやPerlも書きますし、ネットワークを構築することはできなくても何がどう、って部分でいえばある程度知識も経験もあったりします。

かといって、単体職域としてのスピードやクォリティーを考えると、決してプロフェッショナルではない、と思えて仕方ありません。
それは、懇意にさせていただいている森田氏や神森さん、中村亨介君なんかを見ていると、自分の立ち位置としてはそう思えて仕方ありません。(卑下している訳ではありませんよ)

もちろん個々人の資質や目指しているところ、素質や置かれている立場、というのがありますから、人と比べても仕方ないのですが、自分がこれから30代を走っていく時に、その次をどこを目指していくか?というのはある程度はっきりさせておきたいなぁ、と思う訳です。


その時、今制作者、ここでいうのはどちらかというとクリエーター的な創造者として、圧倒的なスピードとクォリティの「プロフェッショナル」を目指すのか、広く浅く様々な分野に精通し、「様々な特定分野に精通した専門家」を適材適所で活用し、協働させる能力を持った人(By はてな)という「ジェネラリスト」を目指すのか?って事につながってきます。


資質としては確実に後者なはずなんです。
ただ、そこを目指すにしてもコミュニケーション能力など、まだまだ足りない部分が多々あります。
そうでなくても、名村はさっきの○星人占いではありませんが、

1975年5月24日生まれ
あなたは土星人(−)です。

■性 格 - 孤独な世界に住む理想主義者
極端に言って、土星人は「心の世界」に住んでいます。理想が高く、したがって現実世界にはなじみにくい、という宿命を負っています。土星人は、まず、何ごとにもつけても、白黒のけじめをはっきりさせないと、なっとくできない面があります。清潔な性格で、正義感にもあふれ、実利よりも名誉を重んじます。よく言えば「理想主義者」、悪く言えば「唯我独尊(ゆいがどくそん)」タイプです。土星人が住んでいるのは”孤高の世界”ということができるでしょう。とにかく融通のきかなさ、無器用さ、要領の悪さ----逆に言えば、筋を通すということに関しては、土星人の右に出る者はいないほどです。責任感の強さも、他に例を見ません。土星人は、頼まれた仕事は体をこわしてでもやりとげるでしょう。こうした土星人特有の性格は、独創的な世界では、他人の追随を許さぬ独創性を発揮する一方、ときには、とくに対人関係の万では”融通のきかない頑固者”と思われて、他人から嫌われる原因にもなりかねません。

■才能・進路・適正 - 独創性を活かし「一匹狼」で勝負
土星人が男性なら、電子工学系のエンジニア、天文学者、航海士や船舶の設計士、カメラマン、広告デザイナーなど一匹狼的色彩の濃い職業をよいでしょう。女性なら、宝石デザイナー、スタイリスト、ヘアデザイナー、ブティック経営など、”美”に関する職業で独創性や先見性が発揮できるもの。その他、プログラマー、陶芸家、翻訳家、童話作家などの分野も精神活動的な仕事ですから、土星人に向いているといえます。

のように言われるわけです(笑)
(ちなみに性格分析はこれでもか!ってぐらい大正解です(笑))

その時、「自分にだけしかできないこと」って部分は何かを理解し、そこに注力ができるようにしながらも、「自分以外の人にもできる」って部分を(いい意味で)切り捨てる勇気が必要なんだ、と最近特に思うようになってきました。

「自分以外の人にもできるけど、今自分ができる」って部分は切り捨てるとなると「そこが自分の価値であり、それを切り捨てて他の(本来自分にしかできないって意味で言えば本当の付加価値)部分に進む」事への恐怖にもなってきます。

同時に固執しすぎる事によって、その瞬間は猛烈に大変で、周りの評価も大きく下がるかもしれないものの、自分の能力や可能性をストレッチさせる機会を失い、気がつけば「他の人でもできる=誰にでもできる」能力しか持っていないにも関わらず、それを「経験」という部分だけで集団の中での自分の優位性を考えるようになってしまいます。


その点の見極めをしていきながら、自分をストレッチさせる環境はどこで、どの職域なのか?

やみくもに「何でも挑戦して、なんでもできるようになる」というのは、一見正しい社会人としての姿勢なのかもしれませんけど、何でも手を出しすぎる事によって、どれもが手つかずになり、単位時間当たりのパフォーマンスが下がりすぎるのも問題だとも思います。

以前ある方と話をしていて「社外での活動って何をしているの?」と聞かれたことがあります。

「社内での活動」ってのはもちろんストレッチする要素を含んでもいるのですが、多くの場合においては「落ちてきた」タスクとなりがちです。

その点「社外の活動」というのは、仕事人としての自分の知見を自分で無理やり広げるようなもので、それを「価値」と考えるから、Googleの8:2の法則(だったっけ?)のように、社内の仕事以外への注意を促しているのだろう。

その意味では今年は、はや3ヶ月が経ったにも関わらず以前のように情熱と危機感を持って自分の能力を上げようとはしていない。

意地でもストレッチをする気概を持って、今年も頑張りたいという思いってことで、自戒を込めたエントリー。

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この記事を書いた人
名村晋治 / 株式会社サービシンク

都内のWeb制作会社のWebディレクター兼代表取締役。 1994年にインターネットに出会い、1996年、学生4名でのWeb制作事業をはじめ、Web黎明期から多くの大手企業のサイト制作・開発に携わる。 2000年から2005年までは不動産検索サイト「LIFULL HOME"S」を運営する株式会社LIFULL、2005年から2009年までは都内のWeb制作会社の取締役として参画し、2010年に株式会社サービシンクを立ち上げ、代表を務める。 現在もWebディレクターとして現場でのPMを行う。 経験案件規模は直請けで10万円〜3億円。 過去900人以上が受講している「Webディレクター育成講座」は2000年より開催し今年で25年目。 2020年よりWebクリエイターへの情報提供のためのPodcast「Webディレクションやってますラジオ」を毎週金曜23時に配信中。 不動産テック協会 理事 2023年慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)取得

@yakumo

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