「Webディレクション実践講習」ご参加いただきありがとうございました。
2007年12月03日
一昨日の12月1日、長野で「Webディレクション実践講習」をさせていただきました。
朝の9時から夕方5時まで途中昼休みはあったものの、7時間に渡っての講習をさせていただき、多くの方にご参加をいただけました。
御来場いただきました皆様、本当にありがとうございました&お疲れ様でした。
今回、途中に実習ということで、自分の最近の趣味でもあるのですが、先日名村が参加した自転車レース「『富士チャレンジ200』のサイトをリニューアルするとしたら?」というお題のもと、当日いきなりチームになっていただき、その場でヒアリングとプレゼンをやってもらう、という事もさせていただきました。
おそらく『富士チャレンジ200』のサイトを日本一どうしたらいいか?を考えていただろうと思います。
かなり具体的なアイデアもあったり、そもそも、名村がいちファンとしてリニューアルするとしたら?ってのを最近ずっと考えていて、自分なりには具体的になっていた部分もあるので、それと勝手に比較させていただいたり(笑)、でも、前提として「ここに気が付いてくれるかな?」と思っている部分もあったりで、とても有意義な時間でした。
チームでプレゼン資料を作っているのを拝見しているのも名村個人的にはすごく勉強になりましたし、百式さんと橋本さんでの「無敵会議」や、WebSig24/7の第二回のワークショップみたいに、自分の知らない人といきなり打ち合わせをしてそういった方々の知見を知る、さらにそれを数十分でまとめ上げる作業や、さらに他の方のプレゼンを実際に見る、という事はなかなか無い経験だと思いますので、参加された皆さんにとっても刺激があったのではないかなぁ・・・と勝手に思っています。
それ以外にもついつい脇道というか、あれもこれも言いたい事がセミナーやってると増えてしまい、時間を押すことが多い名村のセミナーにしては比較的うまく時間通り終われました。
とは言え、いつもの調子でしゃべり続けていたので、参加された方はかなりお疲れになったかもしれませんが[謎]
また、アジェンダを作る時も、後援[謎?]のallWebクリエーター塾の方とかなりやりあった[謎]のですが、ディレクションをやる上では、即物的なお土産はほとんどないセミナーでした。
即物的ってのは、いわゆるHow To的なもので、「これを使えばばっちりですよ!」的なもののの事ですが、それは一貫してこれまでのセミナーでも名村はほとんど出さないようにしていたのですが、今回もそのスタンスのままでした。
それができれば、手法なんてのは勝手に生まれてくるわけで、その本質的な所(と名村は思っている)部分をお伝えしてきたつもりではあります。
それは多分、案件にかかわらず使ってもらえる部分だと思いますが、逆にそのやり方を皆さんの会社や自分のやり方に落しこまなければ、何となく熱かったセミナー(笑)で終わってしまうと思います。
なので、全部じゃなくてもいいので、ぜひ使っていってみてくださいね。
プロジェクトマネージメントからWBSの書き方や必要性の部分を先日の名古屋や今回の長野のセミナーでかなり入れるようにさせていただいています。
最近自分なりにプロジェクトマネージメントが熱いからなのですが、その部分ももっと掘り下げていけたらいいなぁ・・・と思っていて、今自分なりに模索しているものはどこかで別の形でもアウトプットしたいと思っています。
あと一つ嬉しかったのはWeb標準の日々で、名村のセッションの冒頭でも言ったのですが、「ディレクションがセミナーを受けに来ているなら、手元にあるアジェンダとかスライド資料を見ないようにして、自分でセミナー中に自分用にポイントを要訳するようにしないと、来ても身につきませんよ」的な脅し(笑)をやっぱり今回もしたのですが、結構な方が、アジェンダをちら見しながらも、ご自分でメモを取ってくれていた事。
これは結構嬉しかったです。
その分、しゃべるのと進行が速いので苦労されたと思いますが(笑)
ってことで、朝に行って夕方には即効帰る強行軍でしたが、とても楽しく過ごさせていただきました。
さて、参加者の方にお約束していた例のドキュメントはここに、IDとパスワードは当日お知らせしたもので配置をしています。
よかったらダウンロードして参考にしてみてください。
あとセミナーで口頭でお知らせしていた書籍のご紹介。
一つ目は「すごい会議」
これはもう有名な本なので、ご存じの方もいらっしゃいましたが、一読してみていただけるといいと思いますよ。
あとは、「Webディレクション」ってことではこの「Webディレクション標準ガイド」は有名すぎるぐらい有名な本ですが、一通りの事は書いているので、一回は読んでみていただけるといいかと思います。
ただ、セミナー中にも言いましたが、ここに書かれている方法を「どう使える形にするか?」が大事なのは忘れないでくださいね(笑)
あと手前味噌ですが、拙本の「Webブランディングの入門教科書」です(笑)
このブログでは何度も書きましたが、制作者の方といわゆる発注者側のクライアントと呼ばれる方の双方に読んでいただけて、かつ制作予算帯として、高くても100万円とか200万円の規模のサイトをどうやっていこうか?といった方とかサイトを対象にしたディレクションとかの事を書いています。
基本と言えば基本の部分しか書いていないのですが、中級は近いうちにこのブログで書こうかと思ったりもしています[謎]ので、まぁ、それはその時ってことで。
最後はアイデアの出し方の部分でもご紹介していましたが、「考具」です。
これを見てから結構アイデアというか、何か考えごとをする時の指針を見つけることができました。
名村は一番しっくりきたのはマンダラートですが、ほかにも手法としてかなり紹介されているので、一回読んでおいて損はない一冊だと思いますよ。
ということで、いくつか紹介もさせていただきましたが、長野の皆さん、本当にありがとうございました〜!