Webディレクション

Web標準時代のwebディレクターの役割:1

以前websigでちょこっと話をさせていただいた時に、帰ってからまとめていたものをあげてみたいと思います。
web標準であげるのは今更感がたっぷりなのですが、備忘録という事で、お許しください。

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「Web標準」という言葉がWeb業界の主に制作者側にとって浸透しつつあり、クライアントの一部からも言われるようになってきた。
おそらくここで、今後Webの世界でWeb標準が広まるには幾つかのブレイクスルーが必要になってくるのだと思っている。
それは幾つかの立場によって異なるものと、制作者側にいる人であれば、全員が認知していなければならないと思われるものがある。
まず立場によって変わってくることは、Webを制作するにあたって、明示的に役職としておいているかや、その業務だけで専任していられず、幾つかの役職をかねている事はあるが、概ね次のような立場の人たちが集まり、制作の現場は成り立っていると思われる。

・プロデューサー・ディレクター
・デザイナー
・エンジニア
・マークアップエンジニア(コーダー)

このうち、デザイナー・エンジニア・マークアップエンジニアに関しては比較的明確になっていると思われる。
それは、Web標準とはどういう技術で、どういう事が得意で、どういう事が不得手なのかを今一度調べればいいのだ。


ただ、エンジニア側にしてみれば、このWeb標準というのは恩恵を受ける事のが多いと思われる。
複雑怪奇であったHTMLのコードは文章が明確に構造化され、ソースコードは軽くなる。
コーダーと呼ばれていた人たちから受け取ったHTMLのどこからどこかまでがCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)に落とし込む際、繰り返す場所や表示・非表示になる場所、というのは以前に比べて格段に分かりやすく、そして、システム化しやすくなることだろう。
これはWeb標準に則ったHTMLはこれまでのWebブラウザで表示されることを目的としたものではなく、本来の意味で、プログラム化してきているので、システムとの親和性が高くなるのははっきりしている。
(もちろん、いくつもの選択肢があるWebアプリケーションの制作言語においては、必ずしもシステム制作者にとって簡単になるかというと、そうでない場合もある)

(次回デザイナー編に続く)


著者・名村晋治のプロフィール

名村晋治

株式会社サービシンク

代表取締役 / テクニカルディレクター

名村晋治

1996年よりWeb制作に携わり、キャリア25年目のWebディレクター

大学在学中の1996年「Web制作集団ネイムヴィレッジ」を設立し100社を超えるサイト制作の企画、ディレクション、デザイン、マークアップ、システム開発に携わる。

2000年不動産検索サイトHOME'Sを運営している株式会社LIFULL(旧:ネクスト)に合流。
2005年からはWeb制作会社に合流し取締役を歴任。同社ではフロント実装からディレクションまでを担当。

2010年東京のWeb制作会社・ホームページ制作会社、株式会社サービシンクを立ち上げる。 不動産業界に特化したサイト制作の、アートディレクション~HTML実装設計~システム設計のすべてに携わるジェネラリスト。基軸としてはクライアントの商売に寄り添う為に、徹底的に思考を巡らせる為のディレクションを行う。

Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を「マイナビ出版」から出版。

2000年から「Webディレクター育成講座」を独自開催し、40時間のカリキュラムを通し「仕事を回す事ができる」Webディレクター育成手法には定評があり。
首都圏のみならず地方でも講座実施、参加者は延べ700人を超える。

詳しいプロフィール

もう一つのキャリアとしてプロとして舞台俳優、声優。 1996年から養成所に通い始め2004年に廃業するまでの間はWebディレクターと二足のわらじでの活動。

俳優としては、東京の小劇場でシェイクスピアやマリヴォーといった古典を中心に舞台に出演、またNHK海外ドラマや、洋画等、ゲームでの声優を行っていました。

俳優時代の経験を活かし、演劇の訓練メソッドを利用した「コミュニケーションスキル」向上を目指したセミナー・研修も実施しています。

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