Webディレクション

新米Webディレクターが、自分の知識を広めるための「Wikipedia法」のススメ

新米ディレクターにオススメする

新米ディレクターにオススメする

新しくWebディレクターとして、ディレクション業務を始めた方にとって「仕事の知識」以前に、「ITやWebに関する知識」の不足ということがあれば、それはお客さまに対して「信用問題」になってきます。

なんせ向こうはこちらをどういった形であれ「プロ」として接してきてくださる訳ですから。
そのためにディレクションを行う上での様々な知識は常日頃から勉強して吸収しておかなければならないわけです。


勉強を続ける

勉強を続ける

知らない事を学ぶためには「興味」が必要・・・でもね。

知識が必要とはいえ、時間は限られています。
また人間ってのはどうしても「易きに流れる」動物です。
自然「学ぶ」のは自分にとってとっつきやすいものからになりがちです。

そういう時に、Webディレクターの中で比較的苦手なのは「インフラ」「ネットワーク」系の知識とかだったりしないでしょうか?


network

network

  • サーバのことは、エンジニアに任せて・・・。
  • ドメインなんて「お名前.com」で取ればいいんでしょ?あとは知らないよ。
  • Webのデザインや機能、UIやUXのことは分かるけど・・・インフラはどうしても・・・

でも、やっぱりある程度のことは知らなければならないと思います。
そういう時、どうすれば、少しでも勉強のとっかかりになるか?ということです。

Wikipediaで気がついたら時間が過ぎ去ってしまっていた経験ありません?

そんな時オススメしているのが「Wikipedia」を見る、ということです。
名村がやっている「Webディレクター養成講座」とかでは「Wikipediaメソッド」としてご紹介をさせていただいたりします。

ここをご覧の方の中でWikipediaを見ていたら、時間が過ぎ去ってしまっていた経験がある方はいませんか?

その方々の殆どの理由は「気になるリンクを追いかけていたら、ついつい・・・」ということじゃないですか?

この「リンクによる興味の連鎖」を利用して、自分の知識を広げていってもらいたい、ということです。

手順1:最初の最初は苦手でもいいからWikipediaで検索してください。

最初に第一歩は、流石に何とか力を振り絞って、Wikipediaで、自分が勉強したいワードを調べて頂く必要はあります。
全く頑張らなくて学べるほど、楽ではさすがにないです(笑)

ネットワークやインフラ、サーバに関する単語をWikipediaで検索してみてくだい。

Wikipedia:サーバ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%90

手順2:頑張って読んでみて「これは気になる」というリンクをクリック

苦手な単語に関する説明を読んでいるんです。全部が全部目にすんなり入り、頭に入ってくるってことはないでしょう。

でもその中でもリンクされている単語の中で、

  • これはなんとなく知ってるぞ。
  • これはエンジニアが言っていたな・・・。
  • この単語もうちょっと詳しことを調べてみたい。

と思えるものがあったら、そのリンクをクリックして、説明ページに遷移してみましょう。
そこで、また少し頑張って本文を読んでいってください。

そのページでまた気になる単語にリンクがあれば、そのリンクをクリックして先に進みましょう。

手順3:全部をいきなり理解しようとしない。

勉強といえば勉強ですが、いきなりWikipediaに書いている内容を細大漏らさず理解しようとは思わないで下さい。

それができていれば、O'Reillyの本も読めているはずですから(笑)

今やっていることは「全く頭に無かった単語を少しずつ頭に増やしてく」ということです。
これをちょっとずつでも続けていくと、「知っている単語」が増えていきます。

すると、前に読んでいたWikipediaや、ちゃんとした技術書を読んでも「脳が読むことをブロックする」ハードルがかなり下がります。

しかも「リンク」という興味の連鎖で次々とページを繰っているので、頭のなかでも、単なる単語が個々に存在している訳ではなく、ページや文章といったものと関連して記憶に残っています。

そうなれば益々理解は進んでいきます。

ああ、そういうことだったのか!となればしめたもの。

手順の1〜3を繰り返した結果、技術書や以前に読んだWikipediaとかをみて「あぁ、そういうことだったのか!」となれば締めたものです。

この瞬間「点が線になり、面になっていった」瞬間です。
ここまでくれば、知らない訳ではないので、詳しい内容をより深く知る上での障壁は益々下がっていきます。

でも「学ぶこと」に「興味」「好奇心」を持ってくださいね。

とは言え、これも結局は「勉強」といえば勉強です。

しかもWebディレクターとして、ディレクションを行う上で必要な勉強であり、生きていく上での勉強です。
となると「やらされている」姿勢では恐らく続きません。

自ら「もうちょっと知りたい」と思えてこそ、現場で使える知識になっていくのは間違いないはずですので、Webディレクターとして

  • 世のいろいろな事に興味をもつ。
  • 知らないことが恥ずかしい。
  • 深く広く知ることで、自らの価値を上げる。

ということが大事なのは忘れないでくださいね。


著者・名村晋治のプロフィール

名村晋治

株式会社サービシンク

代表取締役 / テクニカルディレクター

名村晋治

1996年よりWeb制作に携わり、キャリア25年目のWebディレクター

大学在学中の1996年「Web制作集団ネイムヴィレッジ」を設立し100社を超えるサイト制作の企画、ディレクション、デザイン、マークアップ、システム開発に携わる。

2000年不動産検索サイトHOME'Sを運営している株式会社LIFULL(旧:ネクスト)に合流。
2005年からはWeb制作会社に合流し取締役を歴任。同社ではフロント実装からディレクションまでを担当。

2010年株式会社サービシンクを立ち上げる。 不動産業界に特化したサイト制作の、アートディレクション~HTML実装設計~システム設計のすべてに携わるジェネラリスト。基軸としてはクライアントの商売に寄り添う為に、徹底的に思考を巡らせる為のディレクションを行う。

Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を「マイナビ出版」から出版。

2000年から「Webディレクター育成講座」を独自開催し、40時間のカリキュラムを通し「仕事を回す事ができる」Webディレクター育成手法には定評があり。
首都圏のみならず地方でも講座実施、参加者は延べ700人を超える。

詳しいプロフィール

もう一つのキャリアとしてプロとして舞台俳優、声優。 1996年から養成所に通い始め2004年に廃業するまでの間はWebディレクターと二足のわらじでの活動。

俳優としては、東京の小劇場でシェイクスピアやマリヴォーといった古典を中心に舞台に出演、またNHK海外ドラマや、洋画等、ゲームでの声優を行っていました。

俳優時代の経験を活かし、演劇の訓練メソッドを利用した「コミュニケーションスキル」向上を目指したセミナー・研修も実施しています。

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