何となく疑問な「WEB」と「Web」の表記ゆれは実はとても大事な問題
2011年03月29日
元書籍・雑誌の編集をしていた友人に指摘されて、はたと気がついたのですが、「ウェブ」って「WEB」と「Web」って書く人がいますよね?
これってみなさんも、普段の生活の中でも混在して使っていませんか?
でも、それってなんで混在して使っていたりするのかを考えてみたことってありますか?
なんとなく思いついたのはこんな理由じゃないですか?
全部大文字の方が、単語として記述する時に座りがいい。
別にどっちでもええんとちゃうん?
何か書籍とかで見た時「WEB」って書いてあったし、それが正しいと思っている。
といった感じですよね?
かくいう名村も友人に指摘されるまでは、そんな理由で適当に使っていました。
英語で大文字だけで記述するということは・・・
でも、いわゆる英語で大文字だけで書く単語ってのは何かの略語である、というのが暗黙のルールのようです。
教えてgooより
<a rel="external" href="http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4682840.html">英単語、どのよう場合に大文字?</a>
そう考えると「WEB」って書くのは「何かの単語の頭文字を使った略語」という意味になってしまうようですね。
ウェブの元々の英語記述って何が語源だったっけ?
「ウェブ」ってのは元が「World Wide Web」です。
つまり、ウェブは「Web」がそれ一つで単語になっている訳です。
表示のデザイン的な意味合いで大文字の「WEB」を使うことはもちろんあるのかもしれませんが、単語としての「WEB」ってのは本来の英単語の記述からすると、とても変な記述をしていることになるのかもしれません。
Googleなんかは検索ワードとして大文字・小文字を区別して取り扱わないので、「WEB」という記述がサイト内にあることは、検索ワード対策としてはそれほど問題にはならないのかもしれません。
ですが、ウェブサイトの制作に関わる人間、少なくとも名村がそうであるWebディレクター職の人は文字で何かを伝えなければならない職域です。
その職域である限りは、やっぱり自分の使っている言葉は大切にして、「ウェブ」というのは「Web」という記述を意識して使うようにしたいなぁ、と思います。
(この事に気づく前のこのブログのエントリーには"WEB"って記述があるかもしれませんが、ご容赦下さい(笑))