Webディレクション

ディレクターはやり過ぎない?

先日のCSS Liteで話しをさせていただいたのですが、その内容の一部を。

ディレクションの仕事で、仕事を取り仕切って回していって手動的に動くのもそうなんですけど、俺が気をつけている事に「やり過ぎない」って事があります。
Webサイトは所詮ツールでしかなく、モノなのですが、どうしても切り離せない事に「運用」という事があります。
平たくいえば「作った後に使わないといけない」って事ですね。

それまで告知媒体としていうカテゴリーで考えたならば、紙やテレビ、ラジオなんかと異なって作って(作ってもらって?)、はい終わり、という風にならないのが、ある意味最大の特徴でもあります。

Webサイトの運用でよくある「メンテナンス」にしても、そのWebサイトの運用運営を完全に任され、どういうコンテンツを今後作っていくのか?って事まで考えるのでなければ、運用フェーズに入った段階で確実にクライアントも関わってくることになります。

そうなった時の事を考え、ディレクターは「それを使っていきたい」と思わせる事が大事になります。
それは「CMSのツールがあるので簡単でしょ」とか「HTMLレベルだけど運用ドキュメントを作ってあげたし、リテラシーも高いし大丈夫」という問題ではありません。

クライアントが「手塩にかけて作ったんだから育てていかねば」と自発的に思える、という事だ。
なので、本当に最終フェーズで純粋な制作に入る前までのフェーズではもちろんだが、細かいMtgでも、運用者側の意見が言いやすい環境を作り、その意見を建設的に解消していくのもディレクションの仕事だと思う。

ただ、言いたい事を言ってもらうだけでは、PJはとっちらかってしまうし、かといって出来ないからと否定をしてしまうと、それはそれで消化不良になる。

そこにあるクライアントの本当の「想い」を汲み取れれば、それが多分答えだろうと思うんだけども。


名村晋治のプロフィール

Webディレクター 名村晋治

株式会社サービシンク

代表取締役 / テクニカルディレクター

名村晋治

1996年よりWeb制作に携わり、キャリア28年目のWebディレクター

2010年に不動産業界特化のWeb制作会社「サービシンク」を設立して、今も現場でディレクターとしてPMをしています。

詳しいプロフィール

大学在学中の1996年「Web制作集団ネイムヴィレッジ」を設立し100社を超えるサイト制作の企画、ディレクション、デザイン、マークアップ、システム開発に携わる。

2000年不動産検索サイトHOME'Sを運営している株式会社LIFULL(旧:ネクスト)に合流。
2005年からは都内のWeb制作会社に合流し取締役を歴任。同社ではフロント実装からディレクションまでを担当。

2010年東京のWeb制作会社・ホームページ制作会社、株式会社サービシンクを立ち上げる。 不動産業界に特化したサイト制作の、アートディレクション~HTML実装設計~システム設計のすべてに携わるジェネラリスト。基軸としてはクライアントの商売に寄り添う為に、徹底的に思考を巡らせる為のディレクションを行う。

Webブランディングの入門教科書」、「変革期のウェブ」を「マイナビ出版」から出版。

2000年から「Webディレクター育成講座」を独自開催し、40時間のカリキュラムを通し「仕事を回す事ができる」Webディレクター育成手法には定評があり。
首都圏のみならず地方でも講座実施、参加者は延べ700人を超える。 もう一つのキャリアとしてプロとして舞台俳優、声優。 1996年から養成所に通い始め2004年に廃業するまでの間はWebディレクターと二足のわらじでの活動。

俳優としては、東京の小劇場でシェイクスピアやマリヴォーといった古典を中心に舞台に出演、また声優としては大きく活躍できる程ではありませんでしたが、NHK海外ドラマや、洋画等、ゲームでの声優を行っていました。

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