ディレクターはやり過ぎない?

2006年05月03日 Webディレクション

先日のCSS Liteで話しをさせていただいたのですが、その内容の一部を。

ディレクションの仕事で、仕事を取り仕切って回していって手動的に動くのもそうなんですけど、俺が気をつけている事に「やり過ぎない」って事があります。
Webサイトは所詮ツールでしかなく、モノなのですが、どうしても切り離せない事に「運用」という事があります。
平たくいえば「作った後に使わないといけない」って事ですね。

それまで告知媒体としていうカテゴリーで考えたならば、紙やテレビ、ラジオなんかと異なって作って(作ってもらって?)、はい終わり、という風にならないのが、ある意味最大の特徴でもあります。

Webサイトの運用でよくある「メンテナンス」にしても、そのWebサイトの運用運営を完全に任され、どういうコンテンツを今後作っていくのか?って事まで考えるのでなければ、運用フェーズに入った段階で確実にクライアントも関わってくることになります。

そうなった時の事を考え、ディレクターは「それを使っていきたい」と思わせる事が大事になります。
それは「CMSのツールがあるので簡単でしょ」とか「HTMLレベルだけど運用ドキュメントを作ってあげたし、リテラシーも高いし大丈夫」という問題ではありません。

クライアントが「手塩にかけて作ったんだから育てていかねば」と自発的に思える、という事だ。
なので、本当に最終フェーズで純粋な制作に入る前までのフェーズではもちろんだが、細かいMtgでも、運用者側の意見が言いやすい環境を作り、その意見を建設的に解消していくのもディレクションの仕事だと思う。

ただ、言いたい事を言ってもらうだけでは、PJはとっちらかってしまうし、かといって出来ないからと否定をしてしまうと、それはそれで消化不良になる。

そこにあるクライアントの本当の「想い」を汲み取れれば、それが多分答えだろうと思うんだけども。

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この記事を書いた人
名村晋治 / 株式会社サービシンク

都内のWeb制作会社のWebディレクター兼代表取締役。 1994年にインターネットに出会い、1996年、学生4名でのWeb制作事業をはじめ、Web黎明期から多くの大手企業のサイト制作・開発に携わる。 2000年から2005年までは不動産検索サイト「LIFULL HOME"S」を運営する株式会社LIFULL、2005年から2009年までは都内のWeb制作会社の取締役として参画し、2010年に株式会社サービシンクを立ち上げ、代表を務める。 現在もWebディレクターとして現場でのPMを行う。 経験案件規模は直請けで10万円〜3億円。 過去900人以上が受講している「Webディレクター育成講座」は2000年より開催し今年で25年目。 2020年よりWebクリエイターへの情報提供のためのPodcast「Webディレクションやってますラジオ」を毎週金曜23時に配信中。 不動産テック協会 理事 2023年慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)取得

@yakumo

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