技術者としての自分
2005年10月25日
ここで言っているのはかなり広義な技術者。
自分は90年台までは比較的上流工程と呼ばれるよりも下流工程と呼ばれる部分でせっせと仕事をしてた部分が半分はあった。いわゆるコーディングだったり、perlをコードを書いたり(これもコーディングか)。
基本的にはそっちの方が性分にあっている部分もあったりする。
あとやっていて楽しかったのはドッグイヤーといわれて久しいこの業界で技術革新が猛烈な速度で体感出来るから、というのもあったりした。HTMLのverが急速に変化し、ブラウザ間での今ではなんだったんだろう?と思えるような独自実装合戦を目の当たりにし。
そういった動きの中で新しい事を取り入れて、今まで見もしなかった動きを画面の中で見られるのはどてもドラスティックな体験だった。
それもあって、今でもCSSをかじったりしているんだけど、最近この部分とディレクションな部分との間で揺れ動いていたりする。
ディレクションする人間が実装屋として、100%現場のエンジニアと同じスキルを持っている必要はないと思うのだけど、個人的な部分では、目指すべく神森さんや森川さんのように実装屋としてのスキルアップもしていきたいと今激しく思っている。
もちろん次、という意味ではWeb2.0に関してももっと色々調べたい事もある。
Web標準やアクセシビリティやユーザービリティな部分も、学者さんになるのではなくて、現場レベルで何が出来て、何をすれば、それが標準なスキルになるのかなぁ?と思っている部分を形にしておきたいという欲求が凄く高くなってきている。
そんな中、自身で下にスタッフが居る時にはいつも言っていたことだけど、ふと見つけたブログで
忙しいのはみんな同じ、新しいことを取得するのに年齢は言い訳にならない。
現在、46歳の私がCSSに目覚めたのは、今年に入ってからだ。
それまで全くスタイルシートは書けなかった。
年齢柄老眼がすすみ、細かい書籍の文字を読みながら、モニターを見る作業は辛い。
週末ともなれば、起きてから目が開くまでに時間がかかる。
それでも、半年後の現在、スタイルシートを学ぶ書籍と、Movable Typeを学ぶ書籍はなくなり、Webで学ぶことしかない。
CやPHPに高いスキルを持つシステム会社から、XHTMLのコーディングとMovable Typeの実装に関する相談が来るところまできた。
<a href="http://www.dakiny.com/archives/idea/blog_on_business_5">
世界の中の1%の人々へ
システム・クリエイター 蒲生トシヒロのコラム
http://www.dakiny.com/archives/idea/blog_on_business_5</a>
という言葉を読んで、久しぶりに頭を殴られた感じを受けた。
森川さんも同じような事を仰ってたのを思い出した。(アックのキックオフだったような・・・・)
やろうと思えばいつでも出来るのだ。
してないのは自分がやってないだけ。
時間は作るもので、待っていても出来ないというのは、役者をやっていた時から分かりすぎるほど分かっていたのに、とかなり反省。
手に職を持つ人間が、誰かに教えてもらって、なんていう姿勢で何かが身に付くはずなんてないだ。
書籍は積読、土日は死んだように寝ていて、作るべき時間を作ろうとしてない自分が居るのに、結果が出ないことだけを嘆いていても仕方ないのだ。
という事で今日から転換。
やりたいことは全部やっていくつもりで考え直し。
実務で忙殺される部分はあるにしても、それでもあれもこれも全部やっていくつもりで居ないと、「時間が出来たら」とか「機会が出来たらOJTで」なんて考えているといつまで経っても進まないのだから。
ディレクションとしてだけでなく、Web屋としてもっと上を目指していく姿勢を持って生きたいものです。